東京千駄ヶ谷の東京体育館を舞台とする『天皇杯・皇后杯 2024年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)』が大会3日目を迎えた24日(水)、女子シングルスの2回戦と3回戦が行われた。
23日に実施された1回戦で0-2からの逆転勝利をおさめた小学6年の石田心美(石田卓球N+/福岡)は、2回戦では大学生を相手にストレート勝ち。続く3回戦は2ゲームを先取されて苦しい展開となったものの、第3ゲームからはバックストレートのボールで相手のミスを誘って流れを引き寄せると、そこから3ゲームを連取する。前日に続く逆転勝利で、見事、4回戦進出を決めた。
26日に行われる4回戦では全日本社会人女王の三村優果(サンリツ/東京)と対戦することになっており、ここで勝利すると小学生の最高記録である5回戦進出に並ぶ。
試合を終えた石田は「昨日と一緒で最後まで諦めずにできたので良かったです。2ゲーム目まではバック対バックで勝負していたけど、3ゲーム目からはすぐにストレートに打つようにしました。目標は1勝だったので、(3勝して)ビックリしています。4回戦では自分の得意な技術をしっかり出して、1点でも多く取れるように頑張りたいです」と話している。
また、小学4年の松島美空(京都カグヤライズ/京都)は2回戦で中森帆南(中国電力ライシス/広島)にストレート負けを喫した。
推薦での出場となった日本肢体不自由者卓球協会の中村望(花野井クラブ/千葉)は2回戦からの登場。実業団選手を相手に第1ゲームは14-16と接戦を繰り広げたが、ストレートで敗れた。
中村は試合後、「正直、勝つというよりは、今の自分がどこまでできて、どこまでこの選手と戦えるだろうというところで、結果1ゲーム目は競ることができ、練習してきたことができたのは良かったです。自分はここ(全日本)に出ることも目標にしていたので、今回出られたことは非常に誇りに思っています」と明かした。
上位進出が期待された世界ユースU-15 4冠の小塩悠菜(星槎中/神奈川)は、2019年全日本社会人優勝の野村萌(デンソー/静岡)に2-0から逆転負けを喫して3回戦敗退。また、現役引退を表明している元日本代表の松平志穂(サンリツ/東京)も3回戦で敗れた。
26日(金)10時から女子シングルス4回戦がスタートする。このラウンドから、前回女王の早田ひな(日本生命/福岡)、パリオリンピックシングルス代表権を争う平野美宇(木下グループ/神奈川)、伊藤美誠(スターツ/大阪)ら、スーパーシード32選手が登場する予定だ。
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