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大会・試合 2021.10.28
「大会ガイド」第55回全日本社会人卓球選手権大会

前回大会(2019年度)のダブルス覇者(左)𡈽田美佳・宋恵佳ペア(右)徳島剛・横山輝ペア【JTTA】


10月29日(金)〜31日(日)に山梨県甲府市の緑ヶ丘スポーツ公園体育館で、第55回全日本社会人卓球選手権大会が開催される。この大会は、社会人選手の日本一を決定する大会で、男女それぞれダブルスとシングルスの4種目が行われる。昨年度は、新型コロナウイルスの影響で開催中止になったため、2年ぶりの開催に誰が栄光を手にするのか、注目の3日間が始まる。
なお、この大会で男女シングルス各8位、ダブルスは各4位までは来年1月24日(月)から東京体育館で開催される天皇杯・皇后杯全日本卓球選手権大会の出場権を得られる。

男子シングルスは、前回大会で初優勝を飾った大矢英俊(ファースト)が連覇を目指す。前回大会惜しくも準優勝で過去2度王者に輝いた小西(吉田)海偉(東京アート)、社会人史上2人目3連覇の経験をもつ上田仁(T.T彩たま)らは、返り咲きを狙う。今年1月に開催された全日本選手権大会で見事ベスト8に入った英田理志(愛媛県競対)は、Tリーグのチームメイト神巧也(T.T彩たま)と対戦するカード。全日本ベスト16の大島祐哉(木下グループ)、御内健太郎(シチズン時計)、郡山北斗(リコー)、さらには前回大会3位で8月の世界選手権大会選考合宿8位の平野友樹(協和キリン)らも初優勝を狙ってしのぎを削る。
(参考:男子シングルス最多優勝 小野誠治 5回)

前回大会(2019年度)男子決勝戦の様子

男子ダブルスは、前回大会3位で惜しくも決勝進出を逃した松下・江藤組(クローバー歯科カスピッズ)が第1シードで初優勝を狙う。H30年度大会優勝の藤村・松下組(日鉄物流ブレイザーズ)、Tリーグで活躍中の上田・神組(T.T彩たま)や田添・大島組(木下グループ)、カットペアの御内・村松組(シチズン時計・東京アート)、新たなペアで臨む協和キリンの平野・松山組、松平・硴塚組にも注目。
(参考:男子ダブルス最多優勝 山内篤・青山振一組(王振義)5回)

女子シングルスは、前回大会で社会人1年生同士の対決を制し、見事初出場で優勝を飾った野村萌(デンソー)が連覇に挑戦する。前回大会3位でH30年度大会覇者の南波侑里香(日本ペイントマレッツ)、同じく3位のカットマン庄司有貴(中国電力)に加え、2019世界卓球女シングルスベスト8の加藤美優(日本ペイントマレッツ)や8月世界選手権大会選考合宿3位の橋本帆乃香(ミキハウス)ら強豪選手も社会人の頂点を狙う。また、全日本ベスト8で2019年世界ジュニア単複2冠の新社会人・長﨑美柚(日本生命)の戦いぶりにも注目。
(参考:女子シングルス最多優勝 小山ちれ 8回(5連覇含む))

前回大会(2019年度)女子決勝戦の様子

女子ダブルスは、前回大会3位の玉石(美)・玉石(幸)姉妹ペア(エクセディ)が初優勝を目指す。この姉妹ペアと同ブロックを戦うのは、2019世界選手権女子ダブルスで銅メダルを獲得した佐藤・橋本組(ミキハウス)。世界トップのカットを攻略できるか!? 今年10月開催の全日本団体で優勝した中国電力の宋・成本組、全日本団体準優勝のサンリツ松平・有延組、Tリーグで腕を磨く永尾・南波組(サンリツ・日本ペイントマレッツ)らも熱戦を繰り広げるだろう。

(参考:女子ダブルス最多優勝 神田絵美子・山下恵子組 4回(4連覇))

前回大会(2019年度)のシングルス覇者(左から)野村萌、大矢英俊