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大会・試合 2022.01.25
【全日本卓球見どころ解説記事No.2】7日間の熱戦がスタート!ジュニアで小学生が躍動


天皇杯・皇后杯をかけた2022年全日本卓球選手権大会が、1月24日東京体育館で開幕した。新型コロナウイルスが再び猛威をふるうなか、最大限の感染防止対策を講じて本大会が行われる。開会式は優勝杯返還を取りやめるなど昨年に引き続き簡素化され、星野一朗大会委員長の開会宣言、黙唱での国歌斉唱のあと、藤重貞慶日本卓球協会会長と小川敏夫東京都卓球連盟会長からの挨拶をもって執り行われた。

星野一朗 大会委員長
藤重貞慶 日本卓球協会会長
小川敏夫 東京都卓球連盟会長

昨年夏には東京五輪の会場にもなったこの東京体育館では、実に4年ぶりの開催となる本大会。日本代表の熱き活躍が記憶に新しいこの場所で、新たな歴史にその名を刻むのは誰か。7日間の熱い闘いが幕を開ける。

大会初日の24日は混合ダブルス1回戦とジュニア男女の1回戦が行われた。
ジュニアでは小学生が躍動。ジュニア男子では岩井田駿斗が、ジュニア女子では香取悠珠子がそれぞれ高校生相手に勝利をあげ、2回戦に駒を進めた。

岩井田 駿斗
香取 悠珠子

大会2日目の25日はジュニア男子の1~3回戦、ジュニア女子の2~3回戦、混合ダブルス2~3回戦に加え、男女ダブルスがスタートする。

大会2日目見どころ

ジュニア男子

大会2日目はジュニア男子からスタート。2回戦からは、徳田幹太、芝拓人ら野田学園勢、全国中学校大会準優勝の坂井雄飛、カデット14歳以下優勝の吉山和希のほか、谷本拓海、渡部民人ら中学生勢が初戦を迎える。13歳以下ベスト16の小学5年生・浅里巧真、今大会最年少の小学4年生・大野颯真ら小学生の戦いにも注目である。
3回戦からはスーパーシード勢が登場。昨年表彰台を独占した愛工大名電高勢からは第一シードの鈴木颯を筆頭に、中村煌和、吉山僚一、萩原啓至、加山雅基らの初戦が予定されている。また世界ユースU15でシングルス、ダブルス、混合ダブルスの三冠を獲得した第二シードの松島輝空や、野田学園高唯一のスーパーシード飯村悠太も初戦を迎える。混迷を極めるコロナ禍の中、若き実力者たちがどのような立ち上がりを見せるかに注目したい。

ジュニア女子

ジュニア女子は2回戦からスタート。世界ユースU19シングルス3位の小塩遥菜が初戦を迎えるほか、全国中学校大会王者で世界ユースU15四冠の張本美和、中学生準王者でTリーグにも参戦中の篠原夢空、カデット14歳以下王者の青木咲智ら中学生勢が登場する。
3回戦からは、世界ユースU19女子団体3位に輝いたメンバーである白山亜美や平成30年度全日本卓球選手権大会女子シングルス準優勝の木原美悠が初戦を迎える。昨年惜しくも表彰台を逃した赤江夏星、原芽衣らは初の表彰台へ向けて良いスタートを切れるか。第一シード・第二シードが不在の混戦を誰が勝ち上がるのか、注目が集まる。

混合ダブルス

混合ダブルスはシード勢の初戦、そしてベスト16決定戦が予定されている。前回2020年大会ベスト8の上村・阿部組、硴塚・森田組、ともにベスト8同士の松山・梅村組らが登場する。昨年11月の世界選手権で銀メダルを獲得した張本・早田組に加え、世界選手権複3位宇田・世界ユースU19混合複王者木原組、2017年世界選手権金メダリスト吉村・社会人3位鈴木組ら実力者ペアも初戦を迎える。同種目で過去2度優勝の田添健汰と新ペア結成の田添・張本美和組や、今大会最年長ペアである浦川・三好組らもベスト16まで勝ち上がれるか、注目である。

男子ダブルス

男子ダブルスは1回戦から3回戦までが予定されている。全日本ジュニア優勝経験者同士のペアである濵田・吉山組や2016年リオ五輪男子団体銀メダリストであり、2017年世界選手権混合複優勝などダブルスのスペシャリストである吉村真晴と、平成28年度全日本選手権男子単複準優勝の吉村和弘の兄弟ペア、世界選手権のメダル獲得経験を持つベテラン大矢・松平健太組、Tリーガー同士のペアである及川・町組らが2回戦から登場する。スーパーシード勢への挑戦権を得るのはどのペアになるのか、目が離せない。

女子ダブルス

女子ダブルスは1回戦から3回戦までが予定されている。2019年世界選手権銅メダリストのカットペア佐藤・橋本組は1回戦から登場する。持ち味の粘り強いカットを駆使してノーシードからどこまで勝ち上がるのか、注目である。2回戦からは中学1年生同士の種目最年少ペアである張本・小塩組や、2019年世界選手権ベスト8の加藤美優と平成25年度全日本選手権女子シングルス準優勝の森さくらの加藤・森組が登場する。大会3日目に駒を進めるのはどのペアか、注目が集まる。

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