<2022年12月12日理事会承認>
2022年12月13日
公益財団法人日本卓球協会
強化本部
2023年世界卓球選手権ダーバン大会(個人戦)アジア大陸予選会男女日本代表選手選考基準
および2023年世界卓球選手権ダーバン大会(個人戦)男女日本代表選手選考基準
(資料のダウンロード(PDF))
世界卓球選手権大会は、開催方式が大きく変更され、大陸ごとの予選会を含めて世界選手権大会となった。しかし、世界的なコロナ禍の影響で、2021年2022年の世界選手権大会は、予選会を開催できず暫定的な措置を講じた大会であった。
2023年世界卓球選手権ダーバン大会(以下、ダーバン大会)は、大陸予選会からスタートする初めての大会となる。2022年11月、ダーバン大会アジア大陸予選会(以下、アジア大陸予選会)の大会要項はアジア卓球連合(ATTU)から発表されたが、ダーバン大会自体の大会要項は国際卓球連盟(ITTF)から発表されなかった。このため、アジア大陸予選会の日本代表選手選考基準及びそれと連動するダーバン大会の日本代表選手選考基準の策定も遅れていた。
このたび、本年12月上旬のITTFサミット(アンマン開催)においてダーバン大会の開催要項が発表された(2022年12月3日ITTF大陸評議会承認)。これを受け、日本卓球協会は、アジア大陸予選会およびダーバン大会への男女日本代表選手選考基準を以下の通りとする。
また、ダーバン大会の日本代表候補選手およびペアは、アジア大陸予選会に出場し、大陸出場枠を獲得することを原則とする。
記
-
世界卓球選手権ダーバン大会(個人戦)アジア大陸予選会男女日本代表選手選考基準
期 日 :2023年1月7日〜13日
開催都市:ドーハ(カタール)
(1)男子・女子シングルス代表選考方法(最大枠 各5名)
アジア大陸予選会30日前までの2024パリオリンピックシングルス選考ポイント(以下選考ポイント)上位から5名を選出する。
※アジア大陸予選会30日前までのTリーグ2022-2023レギュラーシーズン団体戦の中のシングルスおよびビクトリーマッチのポイント加算の際に該当期間のトータル試合数に差がある場合は、一番試合数の少ないチームに合わせて選考ポイント対象試合数を決める。ポイント加算は第1戦から順に加算対象となる試合数まで行う。
※出場可能な人数を越えて選考ポイントが同点になった場合は、選手の直接対決の試合で代表を決定することとする。
※棄権者が出た場合はアジア大陸予選会30日前までの選考ポイントから順次繰り上げて選考する。
(2)男女ダブルス・混合ダブルス代表ペアの選考方法 (最大枠 男女ダブルス各2ペア・混合ダブルス2ペア)
各ダブルスの代表ペアは優勝もしくはメダル獲得の可能性が高いペアを強化本部にて決定する。
ただし、各ダブルスは、3種目の合計が最大4名までの選手を選考ポイント上位5名の他にダブルス要員として加えることがある。
-
世界卓球選手権ダーバン大会(個人戦)男女日本代表選手選考基準
期 日 :2023年5月20日〜28日
開催都市:ダーバン(南アフリカ)
(1)男子・女子シングルス代表選考方法(最大枠 各5名)(注1)
上記1.(1)の出場選手の中でアジア大陸予選会にてダーバン大会の出場枠を獲得した選手をダーバン大会の代表とする。
(2)男女ダブルス・混合ダブルス代表ペアの選考方法(注1)(最大枠 男女ダブルス各2ペア・混合ダブルス2ペア)
上記1.(2)の出場ペアの中でアジア大陸予選会にてダーバン大会の出場枠を獲得したペアをダーバン大会の代表とする。
(注1)・大陸別出場枠数は、2023年世界ランキングの第3週発表後に決定される。
(3)世界ランキング推薦枠による選考(注2)(注3)
アジア大陸枠と世界ランキング推薦枠とを使用して、アジア大陸予選会に出場した選手およびペアの最大数を世界選手権に派遣する。
上記1.(1)・(2)の代表選手および代表ペアが、アジア大陸予選会で最大枠を獲得できなかった場合、世界ランキング(2023年第12週(以下WR#12)発表)において推薦が明らかな選手およびペアは、WR#12発表の世界ランキング推薦枠を使用し、日本チームの最大出場枠を確保する。
(注2)・2021年ITTF理事会承認事項:世界選手権大会に出場する選手/ペアは、個人として出場するのではなく所属する協会として出場権を獲得する。その協会は、世界選手権大会の出場権獲得数に応じて指名する権利を有する。(以上、要約抜粋)
・アジア大陸予選会に出場しなかった選手/ペア分の世界ランキング推薦枠が獲得された場合でも、アジア大陸予選会に出場しなかった選手/ペアはダーバン大会に出場することはできない。
(注3)・アジア大陸枠と世界ランキング枠を使用しても最大枠を獲得できなかった場合は、以下の通りとする。
- アジア大陸枠を獲得した選手でWR#12における世界ランキング推薦枠の獲得が確実でない選手はアジア大陸枠を使用する。
- アジア大陸枠を獲得した選手でWR#12における世界ランキング推薦枠の獲得が確実な選手は世界ランキング推薦枠を使用する。
- アジア大陸枠を獲得しなかった選手がおり、かつアジア大陸枠に空きがある場合は、選考ポイント順に選出する。
- 上記の1)〜3)で枠を獲得していない選手がおり、WR#12の世界ランキング推薦枠に空きがある場合は、選考ポイント順に選出する。
- 各ダブルスの2ペアともがアジア大陸枠を獲得しなかった場合で、WR#12の世界ランキング推薦枠に空きがある場合は、強化本部にて選出する。
補足
- ITTFがダーバン大会要項の詳細を追加で発表し、本選考基準との齟齬が発生した場合は再度理事会で審議する。
- 代表決定者が故障等で参加が不能となった場合のみ大陸予選への出場に関わらず、その代替選手およびペアについてはITTFのダーバン大会の大会要項に従い、強化本部が決定する。
*なお、他の国と地域の協会から日本卓球協会へ登録を移籍した選手は、ITTFの定める世界選手権出場資格要件を満たしていることが、選考の前提条件となる。
以上