天皇杯・皇后杯をかけた2023年全日本卓球選手権大会が、1月23日東京体育館で開幕した。開会式は宮﨑義仁大会委員長の開会宣言、国歌斉唱のあと、河田正也日本卓球協会会長と小川敏夫東京都卓球連盟会長のあいさつをもって執り行われた。
昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で土日のみ有観客で実施されたが、今大会は3年ぶりに全日程有観客で実施される。東京都心は十年に一度の強烈寒波が近づき雪もちらつくなか、国内最高峰の大会に相応しい7日間の熱い闘いが遂に幕を開けた。
大会初日の23日は混合ダブルス1回戦のほか、ジュニア男女1回戦がスタートした。
【混合ダブルス】
混合ダブルス1回戦に学生ダブルス王者の谷渡亜美を擁する中村・谷渡組(愛知工業大)が登場。危なげない試合運びで内田・山口組(龍谷大・東洋大)にストレート勝ちし、明日の2回戦に駒を進めた。
ともに10回以上の全日本出場を誇る鹿児島相互信用金庫のベテラン德永・中村組は、2022年アジアジュニア・カデット選手権ダブルス優勝の飯村悠太を擁する飯村・橋本組(野田学園高・岩国商業高)と対戦。勢いあふれる高校生ペアに第1ゲームを先取されるも、その後は落ち着いた試合運びでポイントを重ねゲームカウント3-1で逆転勝ちを収めた。
【ジュニア男子】
ジュニア男子に1回戦に登場した同種目最年少の小学5年生・小林右京(ピンテック)は丸川智弘(野田学園高)と対戦。多彩なサーブを武器にゲームカウント2-1とリードするも、最後は力及ばず2-3で敗れた。小林と同じく小学5年生の大野斗真(ABBEY)は野中大地(専大北上高)と対戦。高校生相手に物おじしない戦いぶりを見せ3-1で勝利した。斗真の双子の弟・大野颯真(木下グループ)は西澤海翔(上宮高)にストレートで敗れ、兄弟そろっての2回戦進出とはならなかった。
【ジュニア女子】
ジュニア女子1回戦に全日本カブ王者で今大会最年少出場の小学3年生・松島美空(京都カグヤライズ)が登場。小柄な身体から繰り出される力強いドライブで鹿目海右(RKstudio)を攻略し、ゲームカウント3-1で嬉しい全日本ジュニア初勝利を挙げた。
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(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)