9月1日(金)、大会2日目は男女ともに50歳以上の部と65歳以上の部でクラブチームの日本一が決定した。小・中学生の部は、第1ステージから準々決勝までが行われ、ベスト4が出揃った。
男子50歳以上の部
男子50歳以上の部では、1995年男子団体3部(50歳以上相当)優勝の代々木クラブ(東京)が28年振りの優勝を飾った。準決勝では昨年度ベスト4のアカシア(福岡)とラストまでもつれる接戦を制して決勝進出。決勝では、同じく北海道アスティーダ(北海道)との大接戦を制して勝ち上がってきた美しが丘クラブ(神奈川)と対戦。宇根・水口(美しが丘クラブ)がパワフルな攻撃で斎藤・山岡(代々木クラブ)のカットを打ち抜き、ストレートで勝利すると、2番シングルスでは金田(美しが丘クラブ)がカットからダイナミックなスイングのフォアハンド攻撃を決め、勝利。美しが丘クラブが優勝に王手を掛ける。後がなくなった代々木クラブだが、ペン表の野中が水口との激しい打ち合いを制し、一点を奪い返すと、カットの斎藤(代々木クラブ)がサウスポーの宇根(美しが丘クラブ)をカットの変化で翻弄し、勝利。準決勝の5番で2022マスターズ・フィフティの部2位の向山(アカシア)を撃破した山本が、決勝の5番でも石井(美しが丘クラブ)に3-1で勝利。マッチカウント0-2から大逆転で代々木クラブが悲願の日本一を勝ち取った。
【男子50歳以上の部 準決勝・決勝の結果】
準決勝
北海道アスティーダ(北海道) 2-3 美しが丘クラブ(神奈川)
〇三島崇明/山田浩之 2-1 水口和也/石井徹
北山幸一 0-3 宇根総一郎〇
〇三島崇明 3-0 石井徹
山田浩之 2-3 水口和也〇
武田光史 2-3 須﨑博治〇
アカシア(福岡) 2-3 代々木クラブ(東京)
緒方勇/向山収 0-2 斎藤昭文/山岡毅〇
〇有田健治 3-0 唐橋英明
〇緒方勇 3-2 野中修二
原井健臣 2-3 斎藤昭文〇
向山収 2-3 山本春彦〇
決勝
美しが丘クラブ(神奈川) 2-3 代々木クラブ(東京)
〇宇根総一郎/水口和也 2-0 斎藤昭文/山岡毅
〇金田学 3-1 唐橋英明
水口和也 2-3 野中修二〇
宇根総一郎 1-3 斎藤昭文〇
石井徹 1-3 山本春彦〇
男子65歳以上の部
男子65歳以上の部では、松崎卓球(静岡)が初優勝。準決勝では笑福(大阪)を3-2で破ると、決勝では昨年度ベスト8のFAMILY(神奈川)と対戦。佐藤・石川(松崎卓球)が巧みなコース取りで熊澤・池上(FAMILY)を攻略して先制点を挙げると、続く2番シングルスでは加藤(FAMILY)の猛攻を粘りのプレーで凌いだ立花(松崎卓球)が勝利し、優勝に王手を掛ける。3番シングルスではカット主戦型の古谷(松崎卓球)とサウスポーの熊澤(FAMILY)が対戦。互いに譲らずフルゲームにもつれ込み、迎えた最終ゲーム。互角の展開が続くも、粘り切った古谷が勝利。松崎卓球が初優勝を飾った。
【男子65歳以上の部 準決勝・決勝の結果】
準決勝
FAMILIY(神奈川) 3-1 グリーンクラブ和歌山(和歌山)
〇熊澤秀男/池上義信 2-1 塩谷全徳/小園次春
加藤啓一 0-3 梶ケ山繁〇
〇熊澤秀男 3-1 塩谷全徳
〇熊澤正好 3-0 小谷典男
笑福(大阪) 2-3 松崎卓球(静岡)
杉原光治/勝見勝博 1-2 佐藤成生/石川猶章〇
〇谷本正博 3-1 立花信也
〇勝見勝博 3-2 山本光信
杉原光治 0-3 石川猶章〇
浪越重春 2-3 佐藤成生〇
決勝
FAMILY(神奈川) 0-3 松崎卓球(静岡)
熊澤秀男/池上義信 0-2 佐藤成生/石川猶章〇
加藤啓一 0-3 立花信也〇
熊澤秀男 2-3 古谷昭夫〇
女子50歳以上の部
昨年度準優勝のチャイム(神奈川)が女子50歳以上の部で悲願の初優勝。準決勝で卓精会(東京)をストレートで下して決勝進出。決勝では神戸フレンズ(兵庫)を下したSORA(東京)と対戦した。1番ダブルスでは、石井・松井(チャイム)が2-1で勝利。迎えた2番シングルスは、互いに変化の激しいサービスからハイレベルな攻防戦を繰り広げ、フルゲームデュースまでもつれる展開。最後まで攻めた2021年マスターズ・ハイシックスティの部ベスト8の日下部(チャイム)に軍配があがり、チャイムが優勝に王手をかける。続く3番は田口(SORA)がフルゲームの熱戦を制し、チームに1点を奪い返すも、最後はカット主戦型の松井(チャイム)がサウスポー田中(SORA)をフルゲームで振り切り、勝利。マッチカウント3-1でチャイムが勝利を掴んだ。
【女子50歳以上の部 準決勝・決勝の結果】
準決勝
神戸フレンズ(兵庫) 0-3 SORA(東京)
伊藤永子/松本由香 1-2 田口秋実/八島みゆき〇
池辺紀子 0-3 矢形美佐子〇
松本由香 2-3 田口秋実〇
卓精会(東京) 0-3 チャイム(神奈川)
宮阪奈苗江/谷口純子 0-2 石井佳子/松井佐知子〇
藤木秋子 0-3 日下部鈴子〇
宮阪奈苗江 0-3 石井佳子〇
決勝
SORA(東京) 1-3 チャイム(神奈川)
田口秋実/八島みゆき 1-2 石井佳子/松井佐知子〇
矢形美佐子 2-3 日下部鈴子〇
〇田口秋実 3-2 石井佳子
田中佐妃子 2-3 松井佐知子〇
女子65歳以上の部
女子65歳以上の部は昨年度ベスト4のFAMILY(神奈川)が初優勝を勝ち取った。準決勝でみらくる(大阪)を3-1で破ると、決勝では同じく神奈川県から出場の浜卓会と対戦。ペンホルダー同士のペアである、長谷川・松澤(FAMILY)が息の合ったプレーで勝利すると、2番シングルスの鈴木もストレートで勝利。3番シングルスでは長谷川(FAMILY)と中田(浜卓会)が激しい打ち合いを繰り広げるも、ラリーの安定性で上回った長谷川がストレートで勝利。FAMILY(神奈川)が初の日本一に輝いた。
【女子65歳以上の部 準決勝・決勝の結果】
準決勝
こあら~ず(大阪) 2-3 浜卓会(神奈川)
山村泰子/北出恵子 0-2 中島和子/中田紀子〇
〇柳澤登久子 3-0 石塚明子
〇百村京子 3-2 澄川徳恵
岡田るり子 2-3 中田紀子〇
山村泰子 0-3 中島和子〇
FAMILY(神奈川) 3-1 みらくる(大阪)
〇長谷川妙子/松澤鶴代 2-0 片岡年子/長塚佐紀子
〇鈴木知子 3-0 村田淑子
滝澤啓子 0-3 片岡年子〇
〇長谷川妙子 3-0 佐久間優子
決勝
浜卓会(神奈川) 0-3 FAMILY(神奈川)
中島和子/中田紀子 0-2 長谷川妙子/松澤鶴代〇
沼本栄子 0-3 鈴木知子〇
中田紀子 0-3 長谷川妙子〇
小・中学生の部
男子小・中学生の部は、前回王者のNEX’TAGE(京都)、昨年度ベスト8の新発田ジュニア(新潟)、岸田クラブ(神奈川)、Dream卓球クラブ(大阪)がベスト4に残った。
準決勝の対戦カードは以下の通り。
NEX’TAGE(京都) – 新発田ジュニア(新潟)
岸田クラブ(神奈川) – Dream卓球クラブ(大阪)
女子小・中学生の部は、前回王者の初喜TTC(福岡)を第1ステージで撃破した川嶋ジュニア(大阪)、NEX’TAGE(京都)、石田卓球N⁺(福岡)、昨年度準優勝の卓桜会栃木卓球センターA(栃木)が準決勝進出を決めた。
準決勝の対戦カードは以下の通り。
川嶋ジュニア(大阪) – NEX’TAGE(京都)
石田卓球N⁺(福岡) – 卓桜会栃木卓球センターA(栃木)
試合結果(9月1日時点)
今後の予定
9月2日(土)
男女小・中学生の部:準決勝~決勝
男子一般の部:第1ステージ~第2ステージ2回戦
女子一般の部:第1ステージ~第2ステージ1回戦
男子30歳以上の部:第1ステージ~第2ステージ2回戦
女子30歳以上の部:第1ステージ~準々決勝
9月3日(日)
男子一般の部:準々決勝~決勝
女子一般の部:準々決勝~決勝
男子30歳以上の部:準々決勝~決勝
女子30歳以上の部:準決勝~決勝
大会会場
広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)
〒730-0011 広島県広島市中区基町 4-1 TEL:082-228-1111
JR 広島駅よりバスで「紙屋町」または「バスセンター」下車
JR 広島駅より路面電車で「紙屋町西」下車
会場情報は、こちら。
大会情報
大会情報:こちら
(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)