大会6日目の27日(土)、男女シングルスは準々決勝が行われ、ベスト4が決定する。また、男女ダブルス準決勝から決勝、混合ダブルス準々決勝から決勝までが行われ、ダブルス種目の日本一が決定する。
【男子シングルス】
男子シングルスは9時から準々決勝が行われ、ベスト4が決定する。
準々決勝組み合わせ
戸上隼輔(明治大) – 田中佑汰(個人)
吉村真晴(TEAM MAHARU) – 大島祐哉(木下グループ)
篠塚大登(愛知工業大) – 高木和卓(ファースト)
宇田幸矢(明治大) – 張本智和(智和企画)
一昨年の決勝の再現となった6回戦でノーシードから勝ち上がってきた松平健太(ファースト)を4-1で破った戸上隼輔(明治大)は、横谷晟(愛知工業大)との激しい打撃戦を制した田中佑汰(個人)と対戦する。3連覇に向け好発進を見せる戸上の戦いから目が離せない。
第3シードの曽根翔(T.T彩たま)、小野寺翔平(リコー)らを破りベスト8進出を決めた大島祐哉(木下グループ)は、2023全農CUP平塚大会3位の吉山僚一(日本大)を巧みな試合運びで下した吉村真晴(TEAM MAHARU)と激突する。ともに日本代表経験のあるベテラン同士の対決に注目が集まる。
丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)との東京五輪代表対決を制した第2シードの張本智和(智和企画)は、村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)の鉄壁のカットを打ち抜いた2020年王者の宇田幸矢(明治大)と対戦する。2020年大会決勝では宇田が勝利しているが、今大会はどちらに軍配が上がるのか。
今大会ジュニア男子優勝の松島輝空(木下アカデミー)との死闘を制した篠塚大登(愛知工業大)は、濵田一輝(早稲田大)、加山雅基(愛工大名電高)らを撃破して今大会10年ぶりの8強入りを果たした高木和卓(ファースト)と対戦する。ともに高いラリー力を誇る両者の対決では見ごたえのあるラリーの応酬が期待される。
【女子シングルス】
女子シングルスは9時から準々決勝が行われ、ベスト4が決定する。
準々決勝組み合わせ
早田ひな(日本生命) – 長﨑美柚(木下グループ)
赤江夏星(デンソー) – 平野美宇(木下グループ)
横井咲桜(ミキハウス) – 木村香純(トップおとめピンポンズ名古屋)
張本美和(木下アカデミー) – 木原美悠(木下グループ)
2023全農CUP東京大会7位の芝田沙季(ミキハウス)を4-2で下すなど、連覇に向け順調な立ち上がりを見せる第1シードの早田ひな(日本生命)は、長﨑美柚(木下グループ)と激突。前回ベスト8の長﨑が王者早田にどのように立ち向かうか、サウスポー対決の行方に注目。
昨年準優勝で第2シードの木原美悠(木下グループ)は、橋本帆乃香(ミキハウス)の堅守を攻略し勝ち上がってきた張本美和(木下アカデミー)と対戦。ここまで順当な勝ち上がりを見せる木原だが、今大会ではジュニア2連覇を果たし成長著しい張本を止めることができるか。
第3シードの横井咲桜(ミキハウス)は、伊藤美誠(スターツ)とのフルゲームの戦いを制した木村香純(トップおとめピンポンズ名古屋)と激突。過去5大会連続でベスト32に終わるも、ついにベスト8まで駒を進めた木村が、高いラリー力を誇る横井に対し、どのような試合展開を見せるか。
大藤沙月(ミキハウス)との白熱のラリー戦を制し準々決勝に進出した第4シードの平野美宇(木下グループ)は、佐藤瞳(ミキハウス)の鉄壁のカットを打ち崩し勝ち上がってきた赤江夏星(デンソー)と対戦する。森さくら(日本生命)、大藤沙月(ミキハウス)との打ち合いを制し徐々に調子を上げてきた平野が、ノーシードからの躍進を続ける赤江の勢いを止めることができるか。
【男子ダブルス】
男子ダブルスは、13時40分から準決勝が行われる。
準決勝組み合わせ
張本智和・森薗政崇組(智和企画・BOBSON) – 大島祐哉・田添健汰組(木下グループ)
小林広夢・伊藤礼博組(日本大) – 及川瑞基・松島輝空組(木下グループ・木下アカデミー)
全日本社会人3位の西康洋・川上尚也組(日野キングフィッシャーズ)を激しい打撃戦の末に破り、準決勝進出を果たした第1シードの張本智和・森薗政崇組(智和企画・BOBSON)は、実業団で活躍する松下大星・宮本春樹組(クローバー歯科カスピッズ)を初戦で破り勝ち上がってきた第4シードの大島祐哉・田添健汰組(木下グループ)と対戦する。同じ組み合わせとなった前回大会準決勝では張本・森薗組がフルゲームで勝利しているが、今大会は果たして。張本・森薗組が連覇に王手をかけるか、大島・田添組がリベンジを果たすのか、注目の一戦となる。
5回戦で2022年王者の戸上隼輔・宇田幸矢組(明治大)にリベンジを許さず3-1で勝利し、続く準々決勝でも篠塚大登・鈴木颯組(愛知工業大)を退けてきた第2シードの及川瑞基・松島輝空組(木下グループ・木下アカデミー)は、全日本社会人3位の松下海輝・藤村友也組(日鉄物流ブレイザーズ)を下した、第3シードの小林広夢・伊藤礼博組(日本大)と準決勝で対戦する。ともに初優勝を狙う両者の戦いはどちらに軍配が上がるのか。
【女子ダブルス】
女子ダブルスは、13時40分から準決勝が行われる。
準決勝組み合わせ
加藤亜実・小島叶愛組(十六フィナンシャルグループ) – 佐藤瞳・橋本帆乃香組(ミキハウス)
芝田沙季・大藤沙月組(ミキハウス) – 木原美悠・長﨑美柚組(木下グループ)
全日本社会人準優勝の成本綾海・井絢乃組(中国電力ライシス)、出雲美空・白山亜美組(サンリツ)らをカットと攻撃のコンビネーションで破った全日本社会人ベスト8の加藤亜実・小島叶愛組(十六フィナンシャルグループ)は、前回3位で2019年世界選手権銅メダリストの佐藤瞳・橋本帆乃香組(ミキハウス)と決勝進出を争う。カット主戦型が3人を占める中、唯一の攻撃型である小島がゲームのカギを握ることができるか。
日本リーグビッグトーナメント優勝の梅村優香・塩見真希組(サンリツ)、小塩遥菜・小塩悠菜組(JOCエリートアカデミー/星槎・星槎中)らを破り準決勝へと進出した前回3位の芝田沙季・大藤沙月組(ミキハウス)は、2023年WTTファイナル準優勝の木原美悠・長﨑美柚組(木下グループ)と対戦する。4大会連続ベスト8以上をキープしている芝田・大藤組と国際大会で実力を発揮している木原・長﨑組の勝負の行方はいかに。
【混合ダブルス】
混合ダブルスは、11時30分から準々決勝がスタートする。
準々決勝組み合わせ
坂根翔大・塩見真希組(関西卓球アカデミー・サンリツ) – 小林広夢・出澤杏佳組(日本大・専修大)
谷垣佑真・岡田琴菜組(愛知工業大) – 木造勇人・安藤みなみ組(関西卓球アカデミー・トップおとめピンポンズ名古屋)
篠塚大登・木原美悠組(愛知工業大・木下グループ) – 小野寺翔平・枝廣愛組(リコー・中央大)
松平賢二・永尾尭子組(協和キリン・サンリツ) – 伊藤礼博・萩井菜津子組(日本大)
昨年3位で第1シードの坂根翔大・塩見真希組(関西卓球アカデミー・サンリツ)は、小林広夢・出澤杏佳組(日本大・専修大)と激突。2大会連続で王者の張本智和・早田ひな組に敗れ、ベスト16で涙を飲んできた小林・出澤組だが、ベスト8の一角に食い込んだ今大会は更なる上位進出を狙う。
同じく昨年3位で第2シードの伊藤礼博・萩井菜津子組(日本大)は、宮本大輝・首藤美咲組(専修大・日本大)を退け勝ち上がってきた松平賢二・永尾尭子組(協和キリン・サンリツ)と激突。ベテラン社会人ペアの松平・永尾組が大学生ペアの勢いを止めるのか、伊藤・萩井組が第2シードの意地を見せるのか、試合展開に注目が集まる。
ともに全日本社会人で好成績を収めている松山祐季・梅村優香組(協和キリン・サンリツ)に勝利し、ベスト8まで駒を進めた谷垣佑真・岡田琴菜組(愛知工業大)は、第4シードの田原翔太・田口瑛美子組(筑波大・カンサイホールディングス)を破って勝ち上がってきた木造勇人・安藤みなみ組(関西卓球アカデミー・トップおとめピンポンズ名古屋)と激突。初の表彰台をつかむのはどちらのペアか。
前回ベスト8で2023年世界選手権代表でもある篠塚大登・木原美悠組(愛知工業大・木下グループ)は、小野寺翔平・枝廣愛組(リコー・中央大)と激突。3回戦では、ともに高校総体ダブルス王者のペアである萩原啓至・今枝愛美組(愛工大名電高・愛み大瑞穂高)を退け、危なげない試合運びで進んできた篠塚・木原組だが、勢いこのままに勝ち上がることができるか。
前回王者不在となった今大会、新たな王者の座につくのはどのペアか。実力伯仲の熱戦の連続に期待が高まる。
大会情報
チケット情報
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テレビ放送
1月27日(土)NHK BS 9:00 – 9:25
1月27日(土)NHKBS102ch 9:25 – (11:00) ※延長の場合あり
1月27日(土)Eテレ 14:30 – (17:00) ※延長の場合あり
1月28日(日)NHKBS 10:30 – (12:30) ※延長の場合あり
1月28日(日)NHK総合 13:50 – (16:00) ※延長の場合あり
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インターネット配信
1月22日(月)〜28日(日):卓球TV
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1月27日(土)〜28日(日):スポナビ
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試合速報
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(文章中の青字で表記された選手は、クリックすると試合結果を確認できます。)
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(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)