7月26日(月)に行われた東京2020オリンピック競技大会の卓球競技・混合ダブルス決勝戦で、日本卓球史上初の金メダルをかけて水谷隼と伊藤美誠のペアが中国の許昕と劉詩雯のペアと対戦した。
第1ゲームは5-11で中国ペアがゲームをとった。世界ランキング1位のペアは安定した戦いをみせ、日本チームを攻め立てた。その勢いのまま、第2ゲームも中国ペースに。水谷・伊藤ペアも食い下がるが、7‐11と連取されゲームカウント0‐2とリードされる。しかし、第3ゲームに日本が反撃を開始する。一進一退の攻防から最後は伊藤が決めて11‐8とゲームを奪い返し、ゲームカウントを1‐2とする。
第4ゲームも日本の勢いは止まらない。水谷のフォアハンドが決まり始め、ポイントを重ねる。最後相手の抵抗にあったが見事なコンビプレーで11‐9とゲームカウントをタイスコアに持ち込んだ。第5ゲームも日本が攻め、一時9‐8と追い上げられるも、タイムアウト明けに落ち着いたプレーをみせ、11‐9とゲームを3連取。ゲームカウント3‐2とリードに成功する。第6ゲームは中国ペアが底力を見せる。ペースを取り戻し日本は反撃の糸口を見つけられないまま、6‐11と敗れてしまう。
最終ゲームは日本チームのプレーが冴えわたる。序盤から相手を圧倒し、一時、8‐0とリード。6点を返されるも落ち着いたプレーを見せた水谷・伊藤ペアが11‐6で勝利し、日本卓球史上初の金メダルを獲得した。