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日本代表 2021.08.06
東京2020オリンピック:男子団体の3位決定戦は日本が韓国に勝利し、銅メダル獲得

男子団体戦で銅メダルを獲得した張本智和・水谷隼・丹羽孝希【ITTF】


東京2020オリンピック卓球競技・男子団体3位決定戦に出場した日本は、韓国と対戦した。

銅メダルをかけた一戦は、第1試合のダブルスに水谷隼/丹羽孝希のペアが李尚洙(イ・サンス)/鄭栄植(チョン・ヨンシク)のペアと対戦。第1ゲームは日本が積極的に攻めて7‐1と序盤にリードして11‐9と勝利する。第2ゲームも点差が開かないゲームとなるが、8‐8の同点で迎えた終盤に相手がカウンターを決めて8‐11と韓国がゲームカウント1‐1とする。第3ゲームも接戦となり点差がつかない。デュースにもつれ込んだゲームは冷静に攻めた日本が相手のミスを誘い、15‐13とゲームをとり、ゲームカウント2‐0とした。勝てば勝利となる日本は序盤からペースを掴み、相手を攻め立てる。韓国もタイムアウトで変化をつけようとするが、日本はペースを譲らず、11‐5で第1試合を勝利した。

第2試合はエース張本智和が張禹珍(チャン・ウジン)と対戦。張本はドイツ戦でもシングルスで2勝するなど、好調を維持している。第1ゲームから積極的に攻める張本は9‐3と大きくリードを奪うと、張禹珍も9‐7と追いついたが、最後まで集中を切らさず11‐7とゲームをとった。第2ゲームは張禹珍が張本を攻めると、うまくポイントを重ねられず7‐11でゲームを落としてしまう。同点となって迎えた第3ゲームは接戦に。お互いに落としたくないゲームは両者タイムアウトを取りながらデュースとなる。最後は張本がカウンターで12‐10と勝利し、ゲームを奪い返した。勢いに乗った張本は積極的に攻めて、最後まで相手に自由にプレーをさせない。自分のペースに持ち込んだ張本がゲームを獲得し、試合に勝利。日本の2勝とした。

第3試合は丹羽孝希と鄭栄植の対戦。第1ゲーム、鄭栄植のフォアハンドが効果的に決まり、丹羽のカウンターがうまく繰り出せない展開となり、3‐11とゲームを奪われてしまう。第2ゲームもなかなか自分のペースにできない丹羽。一時リードを奪う時間帯もあったが、流れをつかみ切ることができず、8‐11と第2ゲームも奪われてしまう。第3ゲームもラリーが続く展開で丹羽も打開を試みるも7‐11とゲームカウント0‐3で試合を奪われてしまう。

第4ゲームは水谷隼が張禹珍と対戦。韓国のサーブで試合が始まると、お互い負けられない試合とあって、ポイント差が開かない展開となる。デュースとなったが、水谷が勝利してゲームカウントを奪った。第2ゲームも大きく点差が開くことはないが、着実なプレーで水谷がポイントを重ねると、11‐9で水谷がゲームカウント2‐0とした。第3ゲームもペースを落とさない水谷。先行してポイントを重ねて10‐4とマッチポイントに。張禹珍も終盤に粘りを見せるも水谷が攻め続け、ゲームを獲得。その結果日本は韓国に勝利して3位となり、銅メダルを獲得した。