フランス・パリ時間8月1日(木)、パリ2024オリンピック競技大会の卓球競技において男子シングルスおよび女子シングルスの準々決勝が実施され、早田ひなが女子シングルス準決勝進出を決めた一方、張本智和と平野美宇はともにベスト8でパリでの戦いを終えることになった。
韓国の申裕斌との試合に臨んだ平野は思うようにリズムをつかめずに3ゲーム連続で落とし、ゲームカウント0-3と後がない状況に追い込まれてしまったものの、第4ゲームで勢いに乗ると、そこから巻き返しを図り、ゲームカウント3-3まで相手を追い詰める。第7ゲームも一進一退の展開となる中、2度のマッチポイント機会を得たが、最終的には11-13で相手に奪われ、ゲームカウント3-4で惜敗した。
続いて登場した男子シングルスの張本は樊振東(中国)と対戦。開始直後から全身全力のプレーで試合を展開し、相手がペースをつかみ始めた第2ラウンドも制して2ゲームを連取した。ただ、第3ゲームで相手が作った流れを変えきれずに第4ゲームまで落としてしまい、ゲームカウント2-2と並んだあと、再び張本がペースを握った第5ゲームは11-4で奪取している。第6ゲームを相手に譲って迎えた最終の第7ゲームは両者がベストパフォーマンスをぶつける大激戦の展開を見せるも、終盤は相手の勝負強さが光る形でペースを握られて7-11に終わり、ゲームカウント3-4で準決勝には進めなかった。
準々決勝で朝鮮民主主義人民共和国の卞松京(Pyon Song Gyong/ピョン・ソンギョン)と相まみえた早田は2ゲームを連続して取ったあと、接戦の第3ゲームを相手に譲るも、第4ゲームで立て直し、ゲームカウント3-1と相手を追い込む。しかしながら、第5ゲームと第6ゲームは主導権を握られる格好で連取されてしまい、ゲームカウントは3-3と並んだ。それでも、最終の第7ゲームを11-6で奪った早田がゲームカウント4-3でベスト4入りを果たしている。
男女シングルスの準決勝は現地8月2日(金)に予定されており、早田は決勝進出をかけて中国の孫穎莎と戦う予定だ。なお、試合時間は変更となる可能性がある。
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