9月21日(土)、第74回全日本実業団卓球選手権の大会3日目は男女団体ともに準々決勝までが行われ、ベスト4が決定した。
男子団体
2年ぶりの王者奪還を狙うクローバー歯科カスピッズ(大阪)は準々決勝でファースト(神奈川)と対戦。マッチカウント2-1とリードして迎えた4番シングルスに登場した江藤慧(クローバー歯科カスピッズ)は景山拓海(ファースト)相手に持ち味のパワードライブを仕掛け、2ゲームを連取する。3ゲーム目は6-10とゲームポイントを握られるも、ここ一番の勝負強さを発揮して6連続ポイントを奪い逆転勝利。3年連続の4強入りを果たした。
連覇を狙う第1シードの日鉄物流ブレイザーズ(和歌山)は準々決勝でリコー(東京)と対戦。両者一歩も譲らず2点ずつを取り合い、勝負の行方は5番シングルスに委ねられる。愛知工業大のOB対決となった髙見真己(日鉄物流ブレイザーズ)と中村光人(リコー)の一戦は、序盤から中村が果敢に攻めたて、ゲームカウント2-1とリードを奪う。第4ゲームは互角の競り合いが続くが、カウント7-7から3連続ポイントでリードを広げた中村が最後に押し切り、リコーが準決勝進出を決めた。
4強入りへ残る2枠をかけた他の準々決勝では、協和キリン(東京)とファースト(千葉)がそれぞれ信号器材(神奈川)、日野キングフィッシャーズ(東京)にストレートで勝利してベスト4進出を決めた。
女子団体
昨年ベスト4の十六フィナンシャルグループ(岐阜)は準々決勝で百十四銀行(香川)と対戦。1番シングルスの鶴岡菜月(十六フィナンシャルグループ)と岡崎日和(百十四銀行)の一戦はフルゲームまでもつれるも、厳しいコース取りでラリーを優位に進めた鶴岡がゲームカウント3-2で勝利し、チームに流れを引き寄せる。いい流れでバトンを渡された2番シングルス、3番ダブルスはそれぞれストレートで快勝し、十六フィナンシャルグループがマッチカウント3-0で準決勝進出を決めた。
デンソー(静岡)、サンリツ(東京)、中国電力ライシス(広島)も準々決勝でそれぞれ勝利し、昨年ベスト4のチームすべてが順当に勝ち上がり今年も4強入りを決めた。
今後の予定
9月22日(日)
男子:準決勝~決勝
女子:準決勝~決勝
9月22日(日)は、いよいよ今年度の実業団No.1が決定する。日本一の栄光をつかむのは果たして…。
準決勝の組み合わせは以下の通り。
男子
リコー(東京) ー クローバー歯科カスピッズ(大阪)
ファースト(千葉) ー 協和キリン(東京)
女子
デンソー(静岡) ー サンリツ(東京)
十六フィナンシャルグループ(岐阜) ー 中国電力ライシス(広島)
大会記録
- 男子第1ステージ:PDF
- 男子第2ステージ:PDF(9/21)
- 女子第1ステージ:PDF
- 女子第2ステージ:PDF (9/21)
- 男子準々決勝以降詳細:PDF (9/21)
- 女子準々決勝以降詳細:PDF(9/21)
大会情報
大会情報ページ:こちら
(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)