10月18日(金)〜20日(日)に2024年全日本卓球選手権大会(団体の部)が滋賀県野洲市の野洲市総合体育館で開催される。
全日本卓球選手権大会(団体の部)は、本年度実施された全日本実業団選手権・前期日本リーグ・全日本大学総合選手権団体・全国高校選手権の各上位チームのほか、強化を図る地元・滋賀県選抜チーム、ジュニアナショナルチーム(JNT)を加えた男女それぞれ12チームが出場し、団体の日本一を決定する大会である。
試合方法は、男女とも世界選手権と同じ団体戦方式が採用されており、シングルス5試合のうち先に3勝をあげたチームが勝利となる。競技は、第1ステージで各グループ3チーム編成のリーグ戦が行われたのち、第2ステージではリーグ戦で1位・2位となった8チームのトーナメント方式によって準々決勝から決勝までが行われる。
本年度の団体戦日本一を掴み取るのはどのチームか。各カテゴリーの代表チームと来年に「第79回国民スポーツ大会(大会愛称:わたSHIGA輝く国スポ)」を控えた地元・滋賀県選抜を交え、白熱の戦いが期待される。
【男子】
第1ステージAグループは、前回大会で悲願の初優勝を飾ったファーストが出場。連覇を狙うファーストに挑むのは、全日本実業団3位のクローバー歯科カスピッズと全日本大学総合選手権団体準優勝の日本大学。先日行われた全日本実業団では準優勝に終わったファーストが再びベテラン勢の意地を見せるか。
Bグループは、全国高校選手権8大会連続優勝で前回大会3位の愛知工業大学名電高校、全日本実業団3位の協和キリン、そして滋賀県選抜が対戦する組み合わせとなった。地元滋賀県選抜は、第2ステージ進出目指して白星発進なるか。
Cグループでは、前回大会3位のシチズン時計、前期日本リーグ優勝の日鉄物流ブレイザーズ、全国高校選手権準優勝の遊学館高校が対戦する。前期日本リーグ優勝の日鉄物流ブレイザーズだが、唯一土をつけたのがシチズン時計であり、第1ステージから目が離せない戦いが期待される。
Dグループは、前回大会準優勝で全日本大学総合選手権団体では2連覇を果たした愛知工業大学に対し、全日本実業団で初優勝を飾り勢いに乗るリコー、そしてジュニアナショナルチームが立ちはだかる組み合わせとなった。
各カテゴリーの強豪チームがひしめきあうなか、混戦必至の第1ステージを突破するチームは・・・!?
男子:組み合わせを見る
【女子】
第1ステージAグループでは、ともに全日本実業団で3位となったデンソー、十六フィナンシャルグループの2チームに加え、地元滋賀県選抜が対戦する組み合わせとなった。前回大会で初優勝を果たしたデンソーが連覇達成なるか。強豪実業団チームに対する滋賀県選抜の戦いにも注目。
Bグループでは、全日本実業団・前期日本リーグともに2位のサンリツ、全日本大学総合選手権団体2位の専修大学、ジュニアナショナルチームが対戦する組み合わせ。
Cグループでは、前期日本リーグ4位のレゾナック、 全国高校選手権で悲願の初優勝に輝いた香ヶ丘リベルテ高校、前期日本卓球リーグ2部優勝の広島日野自動車が対戦する。全国高校選手権大会大阪府予選で四天王寺高校を破り、勢いそのままに高校王者となった香ヶ丘リベルテ高校だが、実業団チーム相手に第1ステージ突破なるか、注目が集まる。
Dグループは、全日本実業団・前期日本リーグともに1位と好調の中国電力ライシスに対し、全日本大学総合選手権団体で初優勝を果たした筑波大学、全国高校選手権準優勝の桜丘高校が対戦する組み合わせ。2年連続決勝で苦杯を喫している中国電力ライシスだが、2021年以来の王座奪還へ向け好スタートを切れるか。
どのグループも初戦から目が離せない。
女子:組み合わせを見る
選抜種目 | 男子代表12チーム | 女子代表12チーム |
---|---|---|
全日本実業団選手権 | リコー(東京) | 中国電力ライシス(広島) |
ファースト(千葉) | サンリツ(東京) | |
協和キリン(東京) | 十六フィナンシャルグループ(岐阜) | |
クローバー歯科カスピッズ(大阪) | デンソー(静岡) | |
前期日本リーグ | 日鉄物流ブレイザーズ (和歌山) | レゾナック(茨城) |
シチズン時計(東京) | 広島日野自動車(広島) | |
全日本大学総合選手権(団体) | 愛知工業大学(愛知) | 筑波大学(茨城) |
日本大学(東京) | 専修大学(東京) | |
全国高校選手権 | 愛知工業大学名電高校(愛知) | 香ヶ丘リベルテ高校 (大阪) |
遊学館高校(石川) | 桜丘高校(愛知) | |
地元選抜チーム | 滋賀県選抜(滋賀) | 滋賀県選抜(滋賀) |
日本卓球協会強化本部 | ジュニアナショナルチーム(JNT) | ジュニアナショナルチーム(JNT) |
栄光の記録
2013年大会以前の優勝記録は、こちら。
年度 | 男子優勝 | 女子優勝 |
---|---|---|
2014(平成26)年 | 東京アート(東京) | 日本生命(大阪) |
2015(平成27)年 | 協和発酵キリン(東京) | 日立化成(茨城) |
2016(平成28)年 | 東京アート(東京) | 中国電力(広島) |
2017(平成29)年 | 協和発酵キリン(東京) | 日立化成(茨城) |
2018(平成30)年 | リコー(東京) | ジュニアナショナルチーム |
2019(令和元)年 | 東京アート(東京) | 中国電力(広島) |
2020(令和2)年 | 中止 | |
2021(令和3)年 | 東京アート(東京) | 中国電力(広島) |
2022(令和4)年 | 愛知工業大学(愛知) | ジュニアナショナルチーム |
2023(令和5)年 | ファースト(千葉) | デンソー(静岡) |
競技日程
10月18日(金)監督会議、開会式、12:00〜第1ステージ
10月19日(土)9:00〜第1ステージ、12:30〜第2ステージ(準々決勝)
10月20日(日)9:00〜第2ステージ(準決勝)、12:00〜第2ステージ(決勝)、閉会式
競技会場
野洲市総合体育館
〒520-2351 滋賀県野洲市冨波甲1339番地 TEL:077-587-3477
JR野洲駅から徒歩約30分
競技を観戦いただけますので、ぜひお越しください(入場無料)。※座席には限りがございます。
大会情報
大会情報:こちら
(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)