天皇杯・皇后杯をかけた2021年全日本卓球選手権大会が1月11日(月)に開幕した。
- 観戦ガイド(1月12日号):ダウンロード(PDF)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で大会開催が危ぶまれるなか、徹底した感染対策のもと、無観客でシングルス種目のみと規模を縮小して開催された本大会。開会式も簡素化され、星野一朗大会委員長の開会宣言、国歌斉唱(飛沫防止のため心の中で黙唱)のあと、平尾信次大阪卓球協会会長の歓迎の言葉でしめくくられた。
無観客大会・シングルス種目のみと異例ずくめとなった今大会。会場は例年と異なり静かな雰囲気に包まれるなか、大会初日の11日はジュニア男女の1回戦が行われた。
ジュニア女子には、元世界選手権日本代表の張一博さんの娘で今大会種目最年少の小学5年生・張本梓恩(しおん)が登場した。高校生相手に健闘するも敗退し、初勝利はお預け。昨年ホープスベスト8の小学6年生・竹谷美涼は高校生相手に見事勝利を収め、2回戦進出。竹谷と同じく小学6年生の熊田陽花も高校生相手にフルゲームの熱戦を制し2回戦へ駒を進めた。
ジュニア男子では小学3年生で今大会最年少の大野颯真が登場。中学3年生相手に1ゲームを奪うも敗退し、同じく小学3年生で初戦敗退だった張本智和越えはならず。小学5年生の伊藤佑太、川上流星は嬉しい初戦突破。
本日12日は、ジュニア男子は連覇を狙う吉山僚一、鈴木颯、篠塚大登ら愛工大名電勢のほか、昨年準優勝の松島輝空らが登場。ジュニア女子は、連覇を狙う大藤沙月を筆頭に、菅澤柚花里、横井咲桜、中森帆南ら四天王寺勢、赤江夏星、村上宝の香ヶ丘リベルテ勢に加え、昨年準優勝の小塩遥菜、一般シングルス決勝進出経験を持つ木原美悠などシード選手が続々登場。昨年4回戦で涙をのんだ小学6年生・張本美和は上位進出なるか。
一般シングルスに引けを取らないハイレベルな戦いに注目したい。
1月11日 記者会見ほか
張本梓恩選手(ジュニア女子最年少)
初めての全日本は負けましたが参加できてよかったです。サーブとドライブをちゃんとして、攻めることを意識して試合に臨みました。相手は表ラバーの選手で対戦したことがなかったので戸惑いました。
父・張一博さん
相手は表の選手という情報が昨日来て、急遽私がラバーを張り替えて練習しましたが、攻略できなかった。娘が全日本に出場することは嬉しくほめたいと思うが、もうちょっと頑張ってほしかった。全日本には思い入れがあるので、私の緊張が伝わってしまったかも。
大野颯真選手(今大会最年少・小学3年生)
初めての全日本でけっこうドキドキしていました。相手はボールの力や回転量が強かったです。目標は張本智和選手で、張本選手のようにバックハンドで力のあるボールを打てるようになりたいです。平日は3~4時間、土日は7時間練習しています。卓球は2歳11か月から始めて、6歳ぐらいから楽しくなりました。全日本最年少出場はうれしいです。卓球以外だと鬼滅の刃が好きで、その中でも悲鳴嶼行冥が好きです。
無観客大会
会場へはご来場いただけません。試合の模様はオンライン配信をご視聴ください。結果は全日本選手権特設サイトでご覧ください。16日(土)および17日(日)にはNHKでテレビ中継されます。
ライブ配信
全日本選手権特設サイトにて全試合をライブでご視聴いただけます。
全日本選手権特設サイト: ライブ配信を見る
試合速報
試合の結果速報は、大会サイトで検索することができます。
全日本選手権特設サイト: 速報・記録を見る
NHK中継
男女シングルス準々決勝から決勝は、NHKBS1・NHK総合で放送されます。
1月16日(土)
女子シングルス 準々決勝
男子シングルス 準々決勝
1月17日(日)
女子シングルス 準決勝・決勝
男子シングルス 準決勝・決勝