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大会・試合 2023.01.27
全日本卓球2023 見どころ解説記事 No.5

27日(金)、大会5日目。男女ダブルスは5回戦から準々決勝までが予定されており、ベスト4が決定する。また男女シングルスでは5回戦から6回戦が行われ、ベスト8が決定する。

【男子ダブルス】

田中佑汰・篠塚大登組(愛知工業大)を4回戦で下した前回覇者の宇田幸矢・戸上隼輔組(明治大)は、松平賢二・硴塚将人組(協和キリン)をストレートで下した及川瑞基・松島輝空組(木下グループ・木下アカデミー)と5回戦で激突。上位進出を目指して勢いをつける及川・松島組をどのように攻略するのか。

前回大会のリベンジを狙う張本智和・森薗政崇組(IMG・BOBSON)はシチズン時計の主軸として12月開催のJTTLファイナル4優勝に貢献した上村慶哉・酒井明日翔組(シチズン時計)とベスト8入りをかけて対戦する。

前回3位で全日本社会人ベスト8の松下海輝・藤村友也組(日鉄物流ブレイザーズ)をフルゲームで撃破した三部航平・龍崎東寅組(シチズン時計・三井住友海上)は、同じく実業団ペアを下して勝ち上がってきた德永大輝・定松裕成組(鹿児島相互信用金庫)と対戦する。

前回準決勝で無念の不戦敗に終わった全日本社会人3位の大島祐哉・田添健汰組(木下グループ)や全日本社会人2022王者の渡辺裕介・松山祐季組(協和キリン)らの戦いぶりにも注目が集まる。

【女子ダブルス】

大会史上初の5連覇に挑む伊藤美誠・早田ひな組(スターツ・日本生命)は、2018年大会決勝でも対戦した梅村優香・塩見真希組(サンリツ)との5回戦に臨む。4連覇の貫禄をみせ準々決勝へと駒を進めることができるか。

三村優果・出雲美空組(サンリツ)との接戦を制して勝ち上がってきた社会人王者の成本綾海・井絢乃組(中国電力)は中畑夏海・阿部愛莉組(デンソー)と5回戦で対戦する。ともに実業団で活躍するペア同士の対決はどちらに軍配が上がるか。

2019年世界選手権銅メダリストのカット主戦型ダブルス佐藤瞳・橋本帆乃香組(ミキハウス)や国際大会で目覚ましい活躍を見せている長﨑美柚・木原美悠組(木下グループ・JOCエリートアカデミー/星槎)らもベスト8入りをかけて5回戦に臨む。

【男子シングルス】

前回王者で連覇を狙う戸上隼輔(明治大)は、全日本2014準優勝の町飛鳥(ファースト)を接戦の末破った2021年大会ベスト16の小林広夢(日本大)と対戦する。大学生同士の熱いラリー戦を制するのはどちらか。

阿部悠人(専修大)をゲームオールの大接戦で退けた2013年王者の丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)は横谷晟(愛知工業大)と対戦予定。世界選手権2022日本代表同士の対決に注目が集まる。

2018年大会王者で国際大会でも一線を画す実績を残す張本智和(IMG)はドイツ・ブンデスリーガで活躍中の村松雄斗(La. VIES)と対戦する。カット主戦型の竹﨑千明(岡谷市役所)との4回戦に続き、村松の変化の激しいカットを攻略することができるか。

2012年王者でリオ五輪団体銀メダリストの吉村真晴(TEAM MAHARU)や全日本社会人王者の大島祐哉(木下グループ)らの戦いぶりにも注目したい。

【女子シングルス】

連覇を狙う伊藤美誠(スターツ)は5回戦で2021年高校総体3位の菅澤柚花里(デンソー)とランク入りを懸けて対戦する。シード通りに勝ち上がれば6回戦では同じ昇陽高校出身の森さくら(日本生命)と対戦する組み合わせ。ベスト8まで勝ち上がることができるか。

2020年王者の早田ひな(日本生命)は前回大会ベスト16の平真由香(レゾナック)を破って勝ち進んできた面田采巳(四天王寺高)と5回戦で対戦予定。成長著しい面田の勢いを止めることが出来るか。

歴代3位タイ5回の優勝を誇る2021年大会王者の石川佳純(全農)は今大会ジュニア女子ベスト4の小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)とランク入りをかけて激突する。小塩の変幻自在なカットをどのように攻略するか。

2017年大会王者の平野美宇(木下グループ)は、森田彩音(デンソー)を下した奥下茜里(レゾナック)と対戦する。足の不調から石川とのダブルスを棄権したものの、シングルス4回戦では山本怜(十六銀行)にストレート勝ちを収めるなど上々の立ち上がりを見せる平野がどこまで勝ち上がるのか、注目が集まる。

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(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)