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大会・試合 2023.01.27
【全日本卓球2023会場レポート】男女ダブルスベスト4が決定:伊藤・早田組、張本・森薗組は準決勝進出

張本智和・森薗政崇組は準決勝進出。昨年の雪辱を誓う


男女ダブルス準々決勝が行われ、ベスト4が決定した。

【男子ダブルス】

前回覇者の宇田幸矢・戸上隼輔組(明治大)を5回戦で下した及川瑞基・松島輝空組(木下グループ・木下アカデミー)は、ここまで1ゲームも落とさず勝ち上がってきた小林広夢・伊藤礼博組(日本大)と対戦。及川・松島組が積極的に攻撃を仕掛け、序盤からゲームカウント2−0とリードをするが、3ゲーム目は小林・伊藤組がラリー戦に持ち込み1ゲームを奪い返す。最後は及川・松島組がミスの少ないプレーを見せ、ゲームカウント3-1で勝ち切った。

及川瑞基・松島輝空組

今大会ノーシードから勝ち上がってきた三部航平・龍崎東寅組(シチズン時計・三井住友海上)は宮川昌大・山本歩組(明治大)と対戦。三部・龍崎組が安定感のある試合運びで5回戦に続きスレート勝ち。準決勝では及川・松島組と対戦する。

前回大会のリベンジを狙う張本智和・森薗政崇組(IMG・BOBSON)は、5回戦で社会人王者の渡辺裕介・松山祐季組(協和キリン)を接戦の末下した横谷晟・谷垣佑真組(愛知工業大)と激突。要所で決め切り、張本・森薗組がゲームカウント3-1で勝利し、準決勝に駒を進めた。

ここまで順調な勝ち上がりを見せてきた大島祐哉・田添健汰組(木下グループ)は、5回戦で接戦を制し勢いを見せる松平健太・神巧也組(ファースト)をゲームカウント3-1で退け、2年連続の準決勝進出を決めた。準決勝では張本・森薗組と決勝進出をかけて対決する。

準々決勝の結果は以下の通り。
及川瑞基・松島輝空組(木下グループ・木下アカデミー) 3[11-2, 11-3, 12-14, 11-9]1 小林広夢・伊藤礼博組(日本大)
宮川昌大・山本歩組(明治大) 0[7-11, 6-11, 9-11]3 三部航平・龍崎東寅組(シチズン時計・三井住友海上)
大島祐哉・田添健汰組(木下グループ) 3[11-4, 7-11, 11-8, 13-11]1 松平健太・神巧也組(ファースト)
横谷晟・谷垣佑真組(愛知工業大) 0[8-11, 7-11, 10-12]3 張本智和・森薗政崇組(IMG・BOBSON)

【女子ダブルス】

第1シードの伊藤美誠・早田ひな組(スターツ・日本生命)は、麻生麗名・笹尾明日香組(日本生命)をフルゲームで下した小畑美月・菅澤柚花里組(デンソー)と対戦。畳みかけるような連続攻撃を決め、ゲームカウント3-0で勝利した。

2019年世界選手権銅メダリストのカット主戦型ダブルス佐藤瞳・橋本帆乃香組(ミキハウス)は国際大会で目覚ましい活躍を見せている長﨑美柚・木原美悠組(木下グループ・JOCエリートアカデミー/星槎)と激突。長﨑・木原の猛攻を高い守備力で凌ぎ切り、要所で攻撃を決めてゲームカウント3-1で勝利した。2019年大会以来3度目の準決勝進出を決めた。準決勝では伊藤美誠・早田ひな組(スターツ・日本生命)と対戦する。

佐藤瞳・橋本帆乃香組

全日本社会人準優勝の森田彩音・野村萌組(デンソー)は全日本2019・2020準優勝の芝田沙季・大藤沙月組(ミキハウス・四天王寺高)にゲームカウント1-3で敗れた。高い位置から攻め込むも、中陣からのパワフルなフォアハンド攻撃で盛り返され、勝機を見いだせなかった。

芝田沙季・大藤沙月組

社会人王者の成本綾海・井絢乃組(中国電力)は安定感あるプレーで田中千秋・上田真実組(豊田自動織機)を下し、ベスト4入り。準決勝では芝田沙季・大藤沙月組(ミキハウス・四天王寺高)と対戦する。

準々決勝の結果は以下の通り。
伊藤美誠・早田ひな組(スターツ・日本生命) 3[11-4, 12-10, 11-6]0 小畑美月・菅澤柚花里組(デンソー)
佐藤瞳・橋本帆乃香組(ミキハウス) 3[11-9, 14-12, 10-12, 11-5]1 長﨑美柚・木原美悠組(木下グループ・JOCエリートアカデミー/星槎)
森田彩音・野村萌組(デンソー) 1[7-11, 12-10, 3-11, 9-11]3 芝田沙季・大藤沙月組(ミキハウス・四天王寺高)
成本綾海・井絢乃組(中国電力) 3[11-6, 11-6, 9-11, 11-7]1 田中千秋・上田真実組(豊田自動織機)

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(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)