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大会・試合 2023.01.27
全日本卓球2023 見どころ解説記事 No.6

28日(土)、大会6日目。男女ダブルスは準決勝・決勝が予定されており、日本一が決定する。また男女シングルスでは準々決勝が行われ、ベスト4が決定する。

【男子ダブルス】

ノーシードから前回覇者の宇田幸矢・戸上隼輔組(明治大)、小林広夢・伊藤礼博組(日本大)ら実力者ペアを下して勝ち上がってきた及川瑞基・松島輝空組(木下グループ・木下アカデミー)は同じくノーシードから勝ち上がってきた三部航平・龍崎東寅組(シチズン時計・三井住友海上)と対戦する。安定感あるプレーが特徴の両ペアの対決はどちらに軍配が上がるか。

前回大会のリベンジを狙う張本智和・森薗政崇組(IMG・BOBSON)は、接戦を制し勢いを見せる松平健太・神巧也組(ファースト)を下して2年連続の準決勝進出を果たした大島祐哉・田添健汰組(木下グループ)と準決勝で激突する。闘志溢れるプレーに定評のある実力者同士の対決は激戦が予想される。

準決勝の組み合わせは以下の通り。
及川瑞基・松島輝空組(木下グループ・木下アカデミー) – 三部航平・龍崎東寅組(シチズン時計・三井住友海上)
大島祐哉・田添健汰組(木下グループ) – 張本智和・森薗政崇組(IMG・BOBSON)

松島輝空・及川瑞基組
龍崎東寅・三部航平組
大島祐哉・田添健汰組
張本智和・森薗政崇組

【女子ダブルス】

5連覇を狙う伊藤美誠・早田ひな組(スターツ・日本生命)は、長﨑美柚・木原美悠組(木下グループ・JOCエリートアカデミー/星槎)を下して勝ち上がってきた2019年世界選手権銅メダリストのカット主戦型ダブルス佐藤瞳・橋本帆乃香組(ミキハウス)と激突する。長﨑・木原の猛攻を高い守備力で凌ぎ切った佐藤・橋本組をどのように攻略するのか。

安定感あるプレーで田中千秋・上田真実組(豊田自動織機)を下し、ベスト4入りを決めた社会人王者の成本綾海・井絢乃組(中国電力)は全日本2019・2020準優勝の芝田沙季・大藤沙月組(ミキハウス・四天王寺高)と対戦する。全日本社会人準優勝の野村・森田組を下して勝ち上がってきた芝田・大藤組の勢いを止められるか。

準決勝の組み合わせは以下の通り。
伊藤美誠・早田ひな組(スターツ・日本生命) – 佐藤瞳・橋本帆乃香組(ミキハウス)
芝田沙季・大藤沙月組(ミキハウス・四天王寺高) – 成本綾海・井絢乃組(中国電力)

早田ひな・伊藤美誠組
佐藤瞳・橋本帆乃香組
芝田沙季・大藤沙月組
成本綾海・井絢乃組

【男子シングルス】

濵田一輝(早稲田大)との強打者対決を制し、連覇に向けて着実に勝ち上がっている戸上隼輔(明治大)は、準々決勝で前回大会ベスト8の松下大星(クローバー歯科カスピッズ)を破った田中佑汰(愛知工業大)と対戦する。ともに大学卓球で活躍する実力者同士の対決は激戦が予想される。

横谷晟(愛知工業大)との世界選手権2022日本代表同士の対決を制した2018年大会王者の張本智和(IMG)は、全農CUP TOP32船橋大会で戸上を破りベスト4入りした吉山僚一(愛工大名電高)と激突する。吉山のパワフルなフォアハンド攻撃にどのように対応するのか。

2012年王者でリオ五輪団体銀メダリストの吉村真晴(TEAM  MAHARU)を巧みなプレーで下した篠塚大登(愛知工業大)は、全日本2021王者で世界選手権団体銅メダルの及川瑞基(木下グループ)とベスト4入りを争う。

2020年王者でWTTグランドスマッシュ3位・アジアカップ3位の宇田幸矢(明治大)は、全日本社会人3位の𠮷田雅己(木下グループ)を下して勝ち上がってきた曽根翔(T.T彩たま)と準々決勝で対戦する。

準々決勝の組み合わせは以下の通り。
戸上隼輔(明治大) – 田中佑汰(愛知工業大)
及川瑞基(木下グループ) – 篠塚大登(愛知工業大)
張本智和(IMG) – 吉山僚一(愛工大名電高)
曽根翔(T.T彩たま) – 宇田幸矢(明治大)

【女子シングルス】

今大会ジュニア女王の張本美和(木下アカデミー)を破った2020年王者の早田ひな(日本生命)は、大藤沙月(四天王寺高)とのカウンター合戦を制した平野美宇(木下グループ)とベスト4入りを争う。全日本選手権初対戦となる両者の対決はどちらに軍配が上がるか。

サウスポーから繰り出す安定感抜群の両ハンド攻撃を武器とする鈴木李茄(トップおとめピンポンズ名古屋)は、橋本帆乃香(ミキハウス)のカットを打ち抜き、2年連続女子シングルス3位で世界ユースU19では2冠を達成した高校3年生の木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)と激突する。

加藤美優(吉祥寺卓球倶楽部)をフルゲームの大接戦の末下し、昨年の雪辱を果たした2021年大会王者の石川佳純(全農)は、安藤みなみ(トップおとめピンポンズ名古屋)を破り9年連続ベスト8以上と抜群の安定感を誇る佐藤瞳(ミキハウス)と対戦する。5回戦の小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)戦と同様に、安定したカット攻略で準決勝進出を果たすことができるか。

2022年世界選手権団体戦では銀メダルに貢献した長﨑美柚(木下グループ)をフルゲームで下して準々決勝進出を決めた出雲美空(サンリツ)は、前回大会王者の伊藤美誠(スターツ)を破った2021年高校総体王者の横井咲桜(四天王寺高)と準々決勝で激突する。伊藤を下し好調ぶりを見せる横井のパワフルな両ハンド攻撃に対してどのように対処するのか。

準々決勝の組み合わせは以下の通り。
横井咲桜(四天王寺高) – 出雲美空(サンリツ)
鈴木李茄(トップおとめピンポンズ名古屋) – 木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)
石川佳純(全農) – 佐藤瞳(ミキハウス)
平野美宇(木下グループ) – 早田ひな(日本生命)

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(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)