女子ダブルス準決勝・決勝が行われ、女子ダブルス日本一が決定した。
【女子ダブルス】
伊藤美誠・早田ひな組(スターツ・日本生命)は、長﨑美柚・木原美悠組(木下グループ・JOCエリートアカデミー/星槎)の猛攻を鉄壁の守備で凌ぎ切った2019年世界選手権銅メダリストのカット主戦型ダブルス佐藤瞳・橋本帆乃香組(ミキハウス)と激突。丁寧なカット打ちで第1ゲームを先取する。佐藤・橋本組がカットの変化から要所で攻撃を決め、1ゲームを奪い返すも反撃はそこまで。佐藤・橋本組の変化を読み切り、ゲームカウント3-1で勝利した。
もうひとつの準決勝では、全日本2019・2020準優勝の芝田沙季・大藤沙月組(ミキハウス・四天王寺高)が、安定感あるプレーで田中千秋・上田真実組(豊田自動織機)を下しベスト4入りを決めた社会人王者の成本綾海・井絢乃組(中国電力)と対戦。全日本社会人準優勝の森田・野村組を下した勢いそのままに、芝田・大藤組が力強い両ハンド攻撃で成本・井組の守備を打ち崩し、2ゲームを連取する。後がなくなった成本・井組だが、タイミングが合ってきた井の長いリーチから繰り出す両ハンドカウンターが冴え渡り、2ゲームを奪い返す。迎えた最終ゲームは息の合った連続攻撃で成本・井組がリード。芝田・大藤組が中陣から盛り返すも、最後は成本・井組が思い切って攻め、ゲームカウント0-2から逆転勝ちを収めた。
決勝戦は5連覇に向けてあと1勝とした伊藤・早田組と成本・井組の対戦となった。成本はペアを変えて2年連続の決勝進出となる。第1ゲームから伊藤・早田組の連続攻撃が冴え渡り、1ゲーム目を奪取。第2ゲームはタイミングの合ってきた成本がカウンターを決めるも、中盤以降は成本のミドルを上手く攻めてミスを誘い、伊藤・早田組がゲームカウント2-0で王手をかける。あとがなくなった成本・井組が思い切りのよい攻撃でリードを奪うも、ミスのないプレーで伊藤・早田組が追いつき、チャンピオンシップポイントを握る。最後は伊藤のフォアハンドスマッシュが決まり、大会史上初の女子ダブルス5連覇を達成した。
結果は以下の通り。
【準決勝】
伊藤美誠・早田ひな組(スターツ・日本生命) 3[11-8, 8-11, 11-7, 11-2]1 佐藤瞳・橋本帆乃香組(ミキハウス)
芝田沙季・大藤沙月組(ミキハウス・四天王寺高) 2[11-9, 11-7, 4-11, 7-11, 9-11]3 成本綾海・井絢乃組(中国電力)
【決勝】
伊藤美誠・早田ひな組(スターツ・日本生命) 3[11-7, 11-7, 11-8]0 成本綾海・井絢乃組(中国電力)
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