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大会・試合 2023.07.31
全農杯 全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)閉幕【7月30日】

ホープスの覇者:左から大野颯真(木下アカデミー)、石田心美(石田卓球N+


7月30日(日)、大会3日目は第2ステージ4回戦〜決勝までが行われ、ホープス、カブ、バンビの部の男女あわせて6種目で日本一が決定した。

ホープス男子

ホープス男子の決勝は、岡田蒼空(OKATAKU)と原田カイジ(礼武道場)をストレートで下した大野颯真(木下アカデミー)と小林右京(木下アカデミー)をゲームオールで撃破した木方瑛介(T.T彩たま)にストレート勝ちを収めた柴田洸(木下アカデミー)との同門対決となった。決勝では、大野が序盤からピッチの早い攻撃で終始ラリー戦を優位に進める。柴田がサービスからの先手を狙うも、大野の攻防は崩れぬまま、ゲームカウント3-0で大野が勝利。2019年バンビ優勝以来2回目の日本一に返り咲いた。準決勝〜決勝の結果は以下の通り。

【ホープス男子準決勝】
◯大野颯真(木下アカデミー)3[11-2,11-9,11-7]0 原田カイジ(礼武道場)
◯柴田洸(木下アカデミー)3[11-8,12-10,11-6]0 木方瑛介(T.T彩たま)

【ホープス男子決勝】
◯大野颯真(木下アカデミー)3[11-3,11-7,11-7]0 柴田洸(木下アカデミー)

左から2位柴田洸、1位大野颯真、3位木方瑛介、3位原田カイジ

 

ホープス女子

ホープス女子は、小西紅偉(Global Athlete)、大山葉音(八戸工業HSJr.)を退けてきた中田宇海(Dream卓球クラブ)と永田珠凰(M-two)、瓜生日咲(マイダス)を退けてきた石田心美(石田卓球N+)の決勝となった。準決勝でゲームオールの死闘を制してきた両者は、決勝でも一進一退のラリー戦を繰り広げ、最終ゲームまでもつれる展開に。最終ゲームは、威力のあるサービスを軸に流れを引き寄せた石田が11-8で勝利し、大野と同じく2019年バンビ優勝以来2回目の栄光を掴み取った。準決勝〜決勝の結果は以下の通り。

【ホープス女子準決勝】
大山葉音(八戸工業HSJr.)2[11-7,4-11,11-5,7-11,9-11]3 中田宇海(Dream卓球クラブ)◯
◯石田心美(石田卓球N+)3[11-8,11-0,11-13,8-11,11-4]2 瓜生日咲(マイダス)

【ホープス女子決勝】
中田宇海(Dream卓球クラブ)2[11-9,7-11,11-7,2-11,8-11]3 石田心美(石田卓球N+)◯

左から2位中田宇海、1位石田心美、3位大山葉音、3位瓜生日咲

 

カブ男子

カブ男子は、前回大会バンビ優勝で3年生の樽井陸(イトウTTC)が勢いに乗る小笠原太羅(神山TTC)、HNTメンバーの細見遼佑(PPC綾部)を撃破して決勝進出。決勝では、前回大会バンビ3位の川口陽向(YOYO TAKKYU)、そして泉田真武(新発田ジュニア)との大接戦を制して勝ち上がってきた重田柊介(岡谷ジュニア)と激突。決勝では、樽井がゲームカウント2-0とリードするも、そこから重田が粘り強いプレーをみせ第3、4ゲームを連取。しかし、最終ゲームは、安定した試合運びで序盤からリードを守り抜いた樽井が11-5で勝利し、龍崎東寅、張本智和、松島輝空に続く大会史上4人目となる男子バンビ・カブ連覇を成し遂げた。準決勝〜決勝の結果は以下の通り。

【カブ男子準決勝】
◯重田柊介(岡谷ジュニア)3[11-8,6-11,9-11,11-9,11-7]2 泉田真武(新発田ジュニア)
細見遼佑(PPC綾部)0[7-11,9-11,6-11]3 樽井陸(イトウTTC)◯

【カブ男子決勝】
重田柊介(岡谷ジュニア)2[2-11,5-11,13-11,11-8,5-11]3 樽井陸(イトウTTC)◯

左から2位重田柊介、1位樽井陸、3位泉田真武、3位細見遼佑

 

カブ女子

カブ女子は、前回大会カブ王者でバンビからの2階級制覇を達成している松島美空(京都カグヤライズ)が見事優勝し、福原愛、前田美優に続く大会史上3人目のカブ女子連覇を達成した。決勝の対戦カードは、全試合ストレート勝ちで勝ち上がってきた松島と前回大会バンビ優勝の木方菜々美(T.T彩たま)、前回大会カブベスト8の袮屋楓(ねや卓球クラブ)をストレートで破ってきた3年生の鈴木希華(マイダス)。鈴木がラリーに食いつくも厳しいコースで序盤から主導権を握る松島が最後まで隙をみせないプレーで決勝でもストレート勝ちを収めた。準決勝〜決勝の結果は以下の通り。

【カブ女子準決勝】
◯松島美空(京都カグヤライズ)3[11-7,11-8,11-7]0 榎本和奏(華卓会)
◯鈴木希華(マイダス)3[11-9,11-8,11-8]0 祢屋楓(ねや卓球クラブ)

【カブ女子決勝】
◯松島美空(京都カグヤライズ)3[11-6,11-5,11-5]0 鈴木希華(マイダス)

左から2位鈴木希華、1位松島美空、3位祢屋楓、3位榎本和奏

 

バンビ男子

バンビ男子は、森星空(森卓球塾)、左古達也(はばたキッズ)に安定した戦いぶりで勝利したパスウェイ事業U-7で1位の姚梓聡(姚JTC)と佐藤壱多(グランスター)、HNT選考合宿バンビ2位の德永汰士(フェニックス卓球クラブ)を退けてきたHNT選考合宿バンビ1位の尾形栄虎(eスマイル)との決勝戦となった。決勝は、サービスからの攻撃が光る姚が最後まで攻めの姿勢を貫きゲームカウント3-0で嬉しい初優勝を飾った。準決勝〜決勝の結果は以下の通り。

【バンビ男子準決勝】
◯姚梓聡(姚TTC)3[11-6,11-4,7-11,11-9]1 左古達也(はばたキッズ)
德永汰士(フェニックス卓球クラブ)2[13-11,12-10,8-11,8-11,9-11]3 尾形栄虎(eスマイル)◯

【バンビ男子決勝】
◯姚梓聡(姚TTC)3[11-7,11-8,11-4]0 尾形栄虎(eスマイル)

左から2位尾形栄虎、1位姚梓聡、3位德永汰士、3位左古達也

 

バンビ女子

バンビ女子は、前回大会バンビベスト16の松島愛空(田阪卓研)が前回大会ベスト16でHNT選考合宿9位の西尾友利(森卓球塾)と前回大会バンビ3位でパスウェイ事業U-7中央研修合宿1位の加藤このみ(マエタク)を退けて決勝進出。同じく決勝に駒を進めたのは、西面美咲(田阪卓研)、HNT選考合宿バンビ1位の西見穂香(ピンポンハウス徳山)にストレートで勝利した平鈴莉空(国井興業 Kid’s)。決勝戦は、サービスからの攻撃で平が第1ゲームを先取。続く2ゲームも勢いに乗る平がリードし、松島がタイムアウトから挽回を試みるも、最後まで強気に攻めた平がゲームカウント3-0で笑顔の初優勝を飾った。準決勝~決勝の結果は以下の通り。

【バンビ女子準決勝】
加藤このみ(マエタク)1[8-11,6-11,11-6,6-11]3 松島愛空(田阪卓研)◯
◯平鈴莉空(国井興業Kid’s)3[11-8,11-9,11-8]0 西見穂香(ピンポンハウス徳山)

【バンビ女子決勝】
松島愛空(田阪卓研)0[4-11,9-11,9-11]3 平鈴莉空(国井興業Kid’s)◯

左から2位松島愛空、1位平鈴莉空、3位加藤このみ、3位西見穂香

 

フェアプレー賞

今大会では、バンビ男子の相原志綸(あいはらスクール)とホープス女子の稲垣芽唯(田阪卓研)がフェアプレー賞を受賞した。

左から相原志綸、稲垣芽唯

 

試合結果(最終)

ホープス男子:PDF
カブ男子:PDF
バンビ男子:PDF
ホープス女子:PDF
カブ女子:PDF
バンビ女子:PDF
記録詳細(準々決勝以降):PDF
ランキング(フェアープレー賞含む):PDF
 

大会情報

全農杯2023年全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部):大会情報を見る

(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)