8月2日(月)に行われた卓球女子団体の準々決勝はチャイニーズタイペイとの対戦になった。
団体2戦目に挑んだ日本は順調なスタートを切る。ダブルスで出場した石川佳純と平野美宇のペアは台湾の鄭先知・陳思羽ペアと対戦。コンビネーションプレーがさえる日本はフォアハンドで攻め、序盤からペースをつかむと、相手に1ゲームも許さずゲームカウント3‐0で第1試合を奪う。
シングルスの第2試合は伊藤美誠が鄭怡静と対戦。世界ランキングトップ10につける2人の対決だ。第1ゲームは伊藤が圧巻のプレーを見せる。両者ポイントを取り合い、2‐2となってから伊藤が攻勢に出て9連続ポイントで一気にゲームを奪取。第2ゲームは鄭怡静が6連続ポイントで先行し、伊藤が追いかける展開になったが、伊藤が集中力を切らさない、がまんの卓球で逆転し、ゲームを連取している。第3ゲームは伊藤が変幻自在のサーブを見せ、ペースを獲得。苦しみながらも1ゲームも許さずストレートで勝利した。
第3試合は平野がシングルスで陳に挑んだ。平野と陳はTリーグで同じチームでプレーした経験を持つ。最初のゲームから苦しい展開が待ち受け、4‐7と相手に先行されるも、ここから平野が盛り返し、11‐9と逆転で勝利する。第2ゲームも一進一退の苦しい展開を強いられた。終盤に相手にポイントを重ねられて7‐11となり、ゲームカウント1‐1の同点とされた。日本チーム初めてゲームを落とす展開になったが、まったく気負うことなく、第3ゲームは7連続ポイントなどで11‐4とした。第4ゲームも勢いそのままに7連続ポイントで先行してペースを握ると11‐4と勝利し、ストレート勝ちで準決勝に進出した。