フランス・パリ時間8月3日(土)、パリ2024オリンピック競技大会の卓球競技において女子シングルスの3位決定戦が実施され、早田ひなが銅メダルをかけて韓国の申裕斌と対戦した。
申裕斌は準決勝では中国の陳夢にストレート負けを喫したとはいえ、準々決勝で脅威の逆襲を見せた平野美宇を退けた相手。前日の準決勝しかり、決して万全の状態ではないながらも、早田は初出場のオリンピックでメダルをつかもうと集中して試合に臨む。
試合は序盤から混戦の展開を見せ、第1ゲームを落とした早田は第2ゲームも順調とはいかなかったものの、集中力と粘りのプレーで13-11に持ち込み、ゲームスコア1-1に追い上げた。第3ゲームも相手を追いかける流れの中、ゲームポイントを奪われてから連続ポイントを挙げて12-10に持ち込み、ゲームカウントでリードを得ると、続く第4ゲームも奪取してゲームカウントを3-1とする。
接戦の展開は変わらず、第5ゲームは10-12で相手に譲ったが、第6ゲームでひとつギアを上げた気配を見せた早田が11-7で制し、銅メダルを手中に収めた。
日本卓球女子シングルスでは前大会の2020東京オリンピックで同じく銅メダルに輝いた伊藤美誠に次ぐメダリストの誕生だ。
3位決定戦後に行われた女子シングルス決勝戦では孫穎莎と陳夢の中国勢対決を陳夢が制して金メダル獲得。準決勝で早田を破った孫穎莎が銀メダルを手にしている。
早田を含む日本勢はこのあと、現地8月5日(月)に団体戦に挑む。
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