10月18日(金)、2024年全日本卓球選手権大会(団体の部)が「湖国」滋賀県の野洲市総合体育館で開幕した。
大会初日の18日は、開会式に続いて、男女ともに第1ステージの第2試合までが行われた。
開会式では、蓑島尚信大会委員長の開会宣言が行われ、続いて星野一朗日本卓球協会副会長、栢木進野洲市長、横江政則滋賀県卓球協会会長から大会関係者への感謝と選手に歓迎の言葉が述べられた。滋賀県選抜の山本愛織からは力強い選手宣誓が行われ、3日間にわたる闘いの火ぶたが切って落とされた。
男子
地元代表の滋賀県選抜は、前回大会3位の愛知工業大学名電高校と対戦。第1マッチで登場した高橋響生(滋賀県選抜)は面田知己(愛知工業大学名電高校)と対戦。初戦にふさわしい強気な攻めの姿勢を見せた高橋が1ゲーム目を先制したが、徐々にラリーでの主導権を握られ、1-3で敗北。初戦を落とした滋賀県選抜は続く2番、3番も落とし、マッチカウント0-3で敗戦。第1ステージ初戦を白星で飾ることは出来なかった。次戦となる19日の第1ステージ第3戦では協和キリンと対戦予定。
前回大会優勝のファーストは、第1ステージ初戦で全日本大学総合選手権団体準優勝の日本大学と対戦。第1マッチに登場した丹羽孝希(ファースト)が加山雅基(日本大学)に3-0で勝利すると、勢いに乗ったチームは2番、3番を連取し、マッチカウント3-0で快勝。第1ステージ第2戦も全日本実業団3位のクローバー歯科カスピッズにマッチカウント3-0で勝利し、連覇に向けて好スタートを切った。
前回大会準優勝の愛知工業大学は、第1ステージ初戦でジュニアナショナルチームに勝利し、続く第1ステージ第2戦では、全日本実業団で初優勝を飾り勢いに乗るリコーと対戦。マッチカウント2-1で迎えた4番手は、ともに前半で勝利している横谷晟(愛知工業大学)と小野寺翔平(リコー)の対戦となった。サーブレシーブからの展開で先手を取った横谷が先制すると、続くゲームもバックハンドでラリーの主導権を握り、しっかりと打ち切った横谷が小野寺を完封。マッチカウント3-1で愛知工業大学が勝利し、第2ステージ進出を果たした。
女子
滋賀県選抜は、全日本実業団3位のデンソーと対戦。初戦を落とした滋賀県選抜だったが、第2マッチで山本愛織(滋賀県選抜)が菅澤柚花里(デンソー)と対決。菅澤の打点の早い攻撃に苦しんだ山本だったが、高い対応力を見せ、勝負の行方は最終ゲームへ。フルゲームジュースの好勝負となったが、最後まで強気に打ち続けた菅澤が勝利した。滋賀県選抜は続く3番手も敗れ、マッチカウント0-3で敗戦した。19日の第1ステージ第3戦で初勝利を目指して十六フィナンシャルグループと対戦予定。
前回大会準優勝の中国電力ライシスは、第1ステージ初戦で全国高校選手権準優勝の桜丘高校と対戦。初戦で2022年全日本社会人王者の井絢乃(中国電力ライシス)が山室早矢(桜丘高校)のカットに苦戦し敗れたものの、続く2番手の中森帆南(中国電力ライシス)が3-0で勝利しチームに勢いを取り戻すと、3番、4番も中国電力ライシスが勝利し、マッチカウント3-1で勝利を飾った。第1ステージ第2戦も筑波大学にマッチカウント3-1で勝利し、第2ステージ進出を決めた。
第1ステージ初戦に登場したジュニアナショナルチームは、全日本実業団2位のサンリツと対戦。互いに一歩も譲らない戦いを繰り広げ、5番手までもつれる大熱戦となった。5番手は兼吉優花(ジュニアナショナルチーム)と牛嶋星羅(サンリツ)のカットマン同士の対決となり、第1ゲームから促進ルールが適用される展開となったが、攻撃の上手さで上回った兼吉がチームに勝利をもたらした。19日の第3戦では、全日本大学総合選手権団体2位の専修大学と対戦予定。
今後の予定
- 10月19日(土):第1ステージ第3戦~第2ステージ準々決勝
- 10月20日(日):第2ステージ準決勝~決勝
大会記録
大会情報
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(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)