10月25日(金)、第58回全日本社会人卓球選手権大会が京都府の島津アリーナ京都(京都府立体育館)で開幕した。
開会式では、加藤憲二大会委員長の開会宣言、河田正也日本卓球協会会長の挨拶に続き、初田泰宏京都府卓球協会会長から歓迎の言葉が述べられた。開会式の最後には、矢吹悠選手(Wizard)による選手宣誓が行われ、3日間の戦いが幕を開けた。
【男子ダブルス】
男子ダブルスは5回戦までが行われ、ベスト4が決定した。第1シードの硴塚・田原組(協和キリン)を破って勝ち上がったのは藤村・髙見組(日鉄物流ブレイザーズ)。ビッグトーナメント優勝の実力ペアが巧みな台上プレーでラリーの主導権を握り、ゲームカウント3-0で勝利。藤村・髙見組が準決勝へ進出した。
前回大会3位で第2シードの川上・西組(日野キングフィッシャーズ)は5回戦で上村・三部組(シチズン時計)と対戦。実業団でプレーする実力ペア同士の対戦は激しいラリーの応酬になり、両者一歩も譲らずゲームオールに突入するが、ラリーの完成度でわずかに上回った川上・西組が最後に突き放しゲームカウント3-2で勝利を収めた。
準決勝組み合わせ
藤村・髙見組(日鉄物流ブレイザーズ) - 有延・田添組(T.T彩たま/岡山リベッツ)
龍崎・渡辺組(ケアリッツ・テクノロジーズ/協和キリン) - 川上・西組(日野キングフィッシャーズ)
【女子ダブルス】
女子ダブルスは5回戦までが終了し、ベスト4が決定した。前回大会優勝の岩越・東川組(エクセディ)は5回戦で下山・大西組(クローバー歯科フェアリーズ)と対戦。気迫がぶつかり合う両者の対決は一進一退の攻防が続き、勝負の行方は最終第5ゲームへ。最終ゲームもジュースにもつれ込み、手に汗握る接戦が繰り広げられるが、最後まで攻め抜いた下山・大西組がゲームオール15-13の激戦を制して準決勝進出を決めた。
前回大会ベスト8の第3シード梅村・塩見組(サンリツ)は新ペアで挑む井・中森組(中国電力ライシス)と対戦。実力伯仲の両者の戦いは互いにゲームを奪い合い、フルゲームの熱戦を演じる。運命の第5ゲームは、中盤で一歩抜け出した井・中森組が終盤までリードを守り切り、ゲームカウント3-2で梅村・塩見組を下して4強入り。
準決勝組み合わせ
下山・大西組(クローバー歯科フェアリーズ) - 永尾・三村組(サンリツ)
井・中森組(中国電力ライシス) - 麻生・笹尾組(日本生命)
【男子シングルス】
男子シングルスは1回戦が行われた。地元京都から出場の多田浩嗣(SHIMADZU)は小笠原就大(TT水野)と対戦。変化の大きいしゃがみ込みサーブを武器に得点を重ね、ゲームカウント3-0で勝利。明日の2回戦へと駒を進めた。
【女子シングルス】
女子シングルスは2回戦までが行われた。女子シングルス2回戦にはTリーグでも活躍する安藤みなみ(トップ名古屋)が登場。鋭い前陣プレーで圧倒し、ゲームカウント3-0でストレート勝利を収めた。
大会記録
競技日程
10月26日(土)9:00〜男子シングルス(2〜5回戦)、女子シングルス(3〜6回戦)、男女ダブルス(準決勝・決勝)、男女ダブルス表彰式
10月27日(日)9:00〜男子シングルス(6回戦~決勝)、女子シングルス(準々決勝~決勝)、男女シングルス表彰式・閉会式
競技会場
京都府・島津アリーナ京都(京都府立体育館)
〒603-8334 京都市北区大将軍鷹司町 TEL:075-462-9191
JR嵯峨野山陰線「円町」駅から徒歩8分
京都市営バス「大将軍」下車 徒歩3分
大会情報
大会情報:こちら
(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)