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日本卓球協会

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    大会・試合 2024.10.27
    第58回全日本社会人卓球選手権大会2日目:男女ダブルスで新チャンピオンが誕生。川上・西組と永尾・三村組が初優勝【10月26日】

    男子ダブルスを制した西・川上組(日野キングフィッシャーズ)


    10月26日(土)、第58回全日本社会人卓球選手権大会は2日目が行われ、男女ダブルスで新チャンピオンが誕生した。

    【男子ダブルス】

    男子ダブルスを制したのは川上・西組(日野キングフィッシャーズ)。準決勝で龍崎・渡辺組(ケアリッツ・テクノロジーズ/協和キリン)をストレートで下し迎えた決勝で藤村・髙見組(日鉄物流ブレイザーズ)との力勝負に打ち勝った。
    決勝は、前回大会3位で初優勝を狙う川上・西組(日野キングフィッシャーズ)とビッグトーナメント優勝の実力ペアである藤村・髙見組(日鉄物流ブレイザーズ)の一戦。ラリーで先手を取りたい両者の戦いは、お互いにチキータレシーブを積極的に多用し、激しいラリー戦の様相を呈する。互いにゲームを奪い合い、見ごたえのあるラリー戦が展開されるが、川上・西組がサーブの緩急で揺さぶりをかけて藤村・髙見組のリズムを崩し、徐々に有利な展開を増やしていく。川上・西組は第3ゲームを逆転で奪い優勝に王手をかけると、続く第4ゲームも終盤にリードを広げ、追う藤村・髙見組を振り切りゲームカウント3-1で勝利。最後まで攻め抜いた川上・西組が初の栄冠を手にした。

    西・川上組はチキータレシーブを武器に勝利をつかんだ

    準決勝と決勝の結果は以下の通り。

    【準決勝】
    〇藤村友也・髙見真己(日鉄物流ブレイザーズ) 3[6-11, 11-3, 5-11, 11-8, 11-9]2 有延大夢・田添響(T.T彩たま/岡山リベッツ)
    龍崎東寅・渡辺裕介(ケアリッツ・テクノロジーズ/協和キリン) 0[7-11, 16-18, 9-11]3 川上尚也・西康洋(日野キングフィッシャーズ)〇

    【決勝】
    藤村友也・髙見真己(日鉄物流ブレイザーズ) 1[11-8, 5-11, 10-12, 8-11]3 川上尚也・西康洋(日野キングフィッシャーズ)〇

    男子ダブルス優勝 川上尚也・西康洋組(日野キングフィッシャーズ)

    男子ダブルス2位 藤村友也・髙見真己組(日鉄物流ブレイザーズ)

    男子ダブルス3位 有延大夢・田添響組(T.T彩たま/岡山リベッツ)

    男子ダブルス3位 渡辺裕介・龍崎東寅組(協和キリン/ケアリッツ・テクノロジーズ)

    【女子ダブルス】

    女子ダブルス優勝は永尾・三村組(サンリツ)。今年4月に行われたビッグトーナメント決勝で敗北を喫した井・中森組(中国電力ライシス)に対し、全日本社会人の舞台で雪辱を果たした。
    決勝は、下山・大西組(クローバー歯科フェアリーズ)をストレートで下した永尾・三村組(サンリツ)と麻生・笹尾組(日本生命)をストレートで下した井・中森組(中国電力ライシス)の組み合わせ。
    右利き同士のペアである井・中森組に対し、永尾・三村組は厳しいコースを突いて井・中森組の強力な攻撃を封じ、2ゲームを先行する。後がなくなった井・中森組はサンリツペアの厳しいコース取りに対して積極的な攻めを繰り出し、2ゲームを奪い返す。運命の第5ゲームは、第3・第4ゲームを制して勢いに乗る井・中森組が序盤から厳しいコースを攻めたててリードを奪うが、永尾・三村組も負けじとラリー戦を展開し、じわじわと追い上げ終盤に同点に追いつく。最後は劣勢から追い上げた永尾・三村組の勢いが勝り、11-9でゲームセット。最後に流れを引き戻した永尾・三村組がフルゲームの接戦を制し、歓喜の初優勝を達成した。

    フルゲームの熱戦を制した永尾・三村組(サンリツ)

    試合後は軽部優監督と優勝の喜びを分かち合った

    準決勝と決勝の結果は以下の通り。

    【準決勝】
    下山秋帆・大西瑚々那(クローバー歯科フェアリーズ) 0[4-11, 7-11, 6-11]3 永尾尭子・三村優果(サンリツ)〇
    〇井絢乃・中森帆南(中国電力ライシス) 3[11-2, 11-5, 12-10]0 麻生麗名・笹尾明日香(日本生命)

    【決勝】
    〇永尾尭子・三村優果(サンリツ) 3[11-7, 11-5, 9-11, 6-11, 11-9]2 井絢乃・中森帆南(中国電力ライシス)

    女子ダブルス優勝 三村優果・永尾尭子組(サンリツ)

    女子ダブルス2位 中森帆南・井絢乃組(中国電力ライシス)

    女子ダブルス3位 下山秋帆・大西瑚々那組(クローバー歯科フェアリーズ)

    女子ダブルス3位 笹尾明日香・麻生麗名組(日本生命)

    【男子シングルス】

    男子シングルスは5回戦までが行われ、ベスト16が決定した。
    第1シードの松平賢二(協和キリン)は5回戦で蛭田龍(リトルキングス)と対戦。軽快なフットワークと両ハンドの豪打を響かせてストレート勝ち。2年連続3度目の優勝に向けて好調ぶりをアピールした。
    第2シードの渡辺裕介(協和キリン)は5回戦で吉田俊暢(関西卓球アカデミー)と対戦。吉田のカットをパワフルなドライブで打ち崩し、ゲームカウント3-0で完封勝利。明日の6回戦へ駒を進めた。

    松平賢二(協和キリン)

    渡辺裕介(協和キリン)

    【女子シングルス】

    女子シングルスは6回戦までが行われ、ベスト8が決定した。
    ダブルスとの2冠がかかる第1シードの三村優果(サンリツ)は5回戦で木村光歩(中国電力ライシス)とのフルゲームの接戦を制すると、続く6回戦では岩越帆香(エクセディ)をゲームカウント3-0で下してベスト8に進出。連覇まであと3勝とした。
    5回戦で第2シードの黒野葵衣(キヤノンメディカル)との激戦を制した青木優佳(中国電力ライシス)は、続く6回戦で鶴岡菜月(十六フィナンシャルグループ)と対戦。フルゲームまでもつれた壮絶なラリー戦は、最後まで攻め抜いた青木に軍配が上がり、ここ一番の勝負強さでフルゲームの連戦を勝ち抜いた青木が8強入りを決めた。

    三村優果(サンリツ)

    青木優佳(中国電力ライシス)

    準々決勝組み合わせ
    三村優果(サンリツ) - 野村萌(デンソー)
    笹尾明日香(日本生命) - 枝廣瞳(中国電力ライシス)
    井絢乃(中国電力ライシス) - 永尾尭子(サンリツ)
    麻生麗名(日本生命) - 青木優佳(中国電力ライシス)

    大会記録

    • 男子シングルス:PDF (10/26)
    • 女子シングルス:PDF (10/26)
    • 男子ダブルス:PDF
    • 女子ダブルス:PDF
    • 男子ダブルス準々決勝以降詳細:PDF
    • 女子ダブルス準々決勝以降詳細:PDF

    競技日程

    10月27日(日)9:00〜男子シングルス(6回戦~決勝)、女子シングルス(準々決勝~決勝)、男女シングルス表彰式・閉会式

    競技会場

    京都府・島津アリーナ京都(京都府立体育館)
    〒603-8334 京都市北区大将軍鷹司町 TEL:075-462-9191
    JR嵯峨野山陰線「円町」駅から徒歩8分
    京都市営バス「大将軍」下車 徒歩3分

    大会情報

    大会情報:こちら

    (公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)