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大会・試合 2025.02.01
全日本卓球2025(ダブルスの部)見どころ解説記事No.3

女子ダブルス5回戦 佐藤瞳・橋本帆乃香組(ミキハウス)との息の詰まるような試合を制した塩見真希・梅村優香組(サンリツ)


大会3日目の2/1(土)は、男女ダブルス準々決勝が行われ、ベスト4が決定する。混合ダブルスは準々決勝から準決勝までが行われ、決勝に進出するペアが決定する。

全農杯 2025年全日本卓球選手権大会(ダブルスの部):大会特設ページを見る

【男子ダブルス】

男子ダブルスは準々決勝が行われる。

危なげなくベスト8入りを決めた第1シードの小林広夢・伊藤礼博組(日本大)は郡山北斗・小野寺翔平組(リコー)と準決勝進出を争う。2017年大会男子ダブルス3位の松山祐季・木造勇人組(クローバー歯科カスピッズ・関西卓球アカデミー)に0-2から逆転勝ちを収めた郡山・小野寺組の豪打に対してどのように立ち向かうのか。

小林広夢・伊藤礼博組(日本大)
郡山北斗・小野寺翔平組(リコー)

抜群のコンビネーションで勝ち上がってきた上村慶哉・三部航平組(シチズン時計)は、シードペアを次々に撃破して勝ち上がってきた飯村悠太・木方圭介組(明治大)と対戦する。ペアを変えながら3度の優勝を誇る三部航平の熟練のプレーにも注目。

木方圭介・飯村悠太組(明治大)
上村慶哉・三部航平組(シチズン時計)

初戦で岡本翼・川上流星組(木下アカデミー)との接戦を制した勢いそのままに準々決勝進出を決めた藤村友也・髙見真己組(日鉄物流ブレイザーズ)は、全日本社会人優勝の西康洋・川上尚也組(日野キングフィッシャーズ)に挑む。共に日本リーグで活躍する実力者同士の対戦は見ごたえのあるラリーが繰り広げられることだろう。

西康洋・川上尚也組(日野キングフィッシャーズ)
藤村友也・髙見真己組(日鉄物流ブレイザーズ)

第2シードの大島祐哉・田添健汰組(木下グループ)を破り、2017年大会の宇田幸矢・張本智和組(JOCエリートアカデミー)以来の中学生ペアでのベスト8入りを果たした岩井田駿斗・中野琥珀組(野田学園中)は、全日本社会人3位の渡辺裕介・龍崎東寅組(協和キリン・ケアリッツ・テクノロジーズ)とのダイナミックなラリーを制して勝ち上がってきた、全日本学生3位の鈴木颯・萩原啓至組(愛知工業大)と対戦する。渡辺・龍崎組にマッチポイントを何度も握られながらも強気のプレーで勝利した鈴木・萩原組との対決は激戦が予想される。岩井田・中野組は史上初中学生ペアでのベスト4入り達成なるか。

鈴木颯・萩原啓至組(愛知工業大)
岩井田駿斗・中野琥珀組(野田学園中)

準々決勝の組み合わせは以下の通り。
小林広夢・伊藤礼博組(日本大) – 郡山北斗・小野寺翔平組(リコー)
飯村悠太・木方圭介組(明治大) – 上村慶哉・三部航平組(シチズン時計)
西康洋・川上尚也組(日野キングフィッシャーズ) – 藤村友也・髙見真己組(日鉄物流ブレイザーズ)
鈴木颯・萩原啓至組(愛知工業大) – 岩井田駿斗・中野琥珀組(野田学園中)

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【女子ダブルス】

女子ダブルスは準々決勝が行われる。

WTTファイナルズ福岡で優勝の佐藤瞳・橋本帆乃香組(ミキハウス)との息の詰まるような試合を制した梅村優香・塩見真希組(サンリツ)は、全日本学生優勝の木塚陽菜・鶴岡美菜組(神戸松蔭女子学院大)と準決勝進出を懸けて激突する。緩急をつけたプレーで佐藤・橋本組を撃破した梅村・塩見組だが、出澤杏佳・首藤成美組(専修大)をストレートで下した木塚・鶴岡組に対してはどのように戦うのか。

梅村優香・塩見真希組(サンリツ)
鶴岡美菜・木塚陽菜組(神戸松蔭女子学院大)

前回ベスト8の小塩遥菜・小塩悠菜組(トップおとめピンポンズ名古屋・JOCエリートアカデミー/星槎)に逆転勝ちを収めた平真由香・矢島采愛組(レゾナック)は、高校総体優勝の伊藤詩菜・青木咲智組(四天王寺高)と対戦する。全日本社会人2位の井絢乃・中森帆南組(中国電力ライシス)との接戦を制した伊藤・青木組との試合は激戦が予想される。

伊藤詩菜・青木咲智組(四天王寺高)
矢島采愛・平真由香組(レゾナック)

全日本社会人3位の麻生麗名・笹尾明日香組(日本生命)は野村萌・野村光組(デンソー)と激突。ノーシードからスーパーシードを連破して勝ち上がってきた野村姉妹ペアの勢いを止めることができるか、注目が集まる。

麻生麗名・笹尾明日香組(日本生命)
野村光・野村萌組(デンソー)

ノーシードながらベスト8まで勝ち上がってきた面手凛・樋口美空組(山陽学園高)は同じくノーシードから勝ち上がってきた木村光歩・枝廣瞳組(中国電力ライシス)と対戦する。カットと攻撃の変則ダブルスである兼吉優花・髙森愛央組(四天王寺高)とのシーソーゲームを制した勢いのまま、表彰台まで駆け上がることができるか。

枝廣瞳・木村光歩組(中国電力ライシス)
樋口美空・面手凛組(山陽学園高)

準々決勝の組み合わせは以下の通り。
梅村優香・塩見真希組(サンリツ) – 木塚陽菜・鶴岡美菜組(神戸松蔭女子学院大)
伊藤詩菜・青木咲智組(四天王寺高) – 平真由香・矢島采愛組(レゾナック)
麻生麗名・笹尾明日香組(日本生命) – 野村萌・野村光組(デンソー)
木村光歩・枝廣瞳組(中国電力ライシス) – 面手凛・樋口美空組(山陽学園高)

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【混合ダブルス】

混合ダブルスは準々決勝から準決勝までが行われる。

坂根翔大・塩見真希組(関西卓球アカデミー・サンリツ)、齋藤俊太朗・立川釉菜組(明徳義塾中・高)にそれぞれストレートで勝利してベスト8入りを果たした馬渡元樹・武山華子組(信号器材・中央大)は、岡野俊介・田村美佳組(朝日大・十六フィナンシャルグループ)と対戦する。第1シードを撃破した勢いそのままに岡野・田村組に打ち勝つことができるか。

武山華子・馬渡元樹組(中央大・信号器材)
岡野俊介・田村美佳組(朝日大・十六フィナンシャルグループ)

前回ベスト8の木造勇人・安藤みなみ組(関西卓球アカデミー・トップおとめピンポンズ名古屋)は、伊藤礼博・萩井菜津子組(日本大)、宮川昌大・三村優果組(協和キリン・サンリツ)といった強豪ペアを撃破して勝ち上がってきた中村煌和・藤田知子組(愛知工業大)と対戦する。ここまで畳み掛けるような連続攻撃で勝ち上がってきた木造・安藤組だが、このまま表彰台まで駆け上がることができるか、注目したい。

木造勇人・安藤みなみ組(関西卓球アカデミー・トップおとめピンポンズ名古屋)
中村煌和・藤田知子組(愛知工業大)

どちらも前回ベスト8の小野寺翔平・枝廣愛組(リコー・中央大)と小林広夢・出澤杏佳組(日本大・専修大)が準々決勝で激突する。小野寺・枝廣組の攻撃的なプレーに対して、小林・出澤組が出澤の変化プレーをどう織り交ぜて対応するのか。見ごたえのある試合が予想される。

枝廣愛・小野寺翔平組(中央大・リコー)
小林広夢・出澤杏佳組(日本大・専修大)

福澤勇太・甲斐萌夏組(専修大)を圧倒した中学生ペアである岡本翼・髙橋青葉組(木下アカデミー)は、岩井田駿斗・植野ひかり組(野田学園中・岩国商業高)との接戦を切り抜けた高校生ペアである渡部民人・小塩悠菜組(JOCエリートアカデミー/星槎)と準決勝進出を争う。渡部のパワフルな両ハンド攻撃と小塩の速攻プレーをどう攻略するのか、激戦が予想される。なお、岡本・髙橋組が勝利した場合、混合ダブルス史上初の中学生同士のペアによるベスト4入りとなる。快挙達成なるか、注目が集まる。

小塩悠菜・渡部民人組(JOCエリートアカデミー/星槎)
髙橋青葉・岡本翼組(木下アカデミー)

準々決勝の組み合わせは以下の通り。
馬渡元樹・武山華子組(信号器材・中央大) – 岡野俊介・田村美佳組(朝日大・十六フィナンシャルグループ)
木造勇人・安藤みなみ組(関西卓球アカデミー・トップおとめピンポンズ名古屋) – 中村煌和・藤田知子組(愛知工業大)
小野寺翔平・枝廣愛組(リコー・中央大) – 小林広夢・出澤杏佳組(日本大・専修大)
渡部民人・小塩悠菜組(JOCエリートアカデミー/星槎) – 岡本翼・髙橋青葉組(木下アカデミー)

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チケット情報

チケット購入は、大会特設ページをご確認ください。また、タイムテーブルでは、コートレイアウトもご確認いただけます。
特設サイト:チケット情報を見る
特設サイト:タイムテーブル・コートレイアウトを見る

 

テレビ放送

2月2日(日)NHKBS 10:00 – (12:00) ※延長の場合あり
2月2日(日)NHK総合 13:05 – (16:00) ※延長の場合あり
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インターネット配信

1月30日(木)〜2月2日(日):卓球TV
大会特設ページ:卓球TVを見る

 

試合速報

試合の結果速報は、大会特設ページより検索できます。
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(文章中の青字で表記された選手は、クリックすると試合結果を確認できます。)

(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)