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大会・試合 2022.01.27
【全日本卓球2022会場速報】全日本ジュニア:男子は吉山僚一が松島輝空を破り2年ぶり2度目の王座奪還。女子は木原美悠が張本美和を破り悲願の初優勝。

全日本ジュニア優勝 (左)吉山僚一、(右)木原美悠


ジュニア男女は準決勝から決勝までが行われ、優勝者が決定した。

ジュニア男子

世界ユースU15でシングルス、ダブルス、混合ダブルスの三冠を獲得した第二シードの松島輝空(星槎中)は三木隼(野田学園高)と対戦。サウスポーの三木の強打に苦しむも、待ちを外すプレーで三木の強打を防ぎ、3-1で勝利した。

第一シードの鈴木颯(愛工大名電高)は2020全日本ジュニア男子優勝の吉山僚一(愛工大名電高)と対戦。パワフルな両ハンドを操る吉山と白熱のラリー戦を繰り上げるも、最後は及ばず。3-1で吉山が勝利した。

ジュニア決勝戦の組み合わせは吉山僚一(愛工大名電高)と松島輝空(星槎中)となり、2年前の全日本ジュニアの再現となった。吉山の両ハンド攻撃を松島が捌く流れが予想されたが、序盤から吉山が両ハンド攻撃で攻め立てる展開に松島は主導権を握れず、11-6で吉山が第1ゲームを先取した。続く第2ゲームも吉山の勢いは止まらない。松島はチキータで主導権を握ろうとするも、吉山に狙い打たれてしまう苦しい展開。第2ゲームも吉山が奪った。吉山が2ゲームをリードして迎えた第3ゲーム。上から打ち込まれる苦しい展開にたまらず松島がタイムアウトを取るも、流れを変えることはできず、最後は松島のバックハンドがオーバーし、吉山が優勝を掴み取った。吉山は2020年大会以来2年ぶり2度目のジュニアチャンピオンとなった。

結果は以下の通り。

〇準決勝
鈴木颯(愛工大名電高)1(9-11,11-4,2-11,7-11)3吉山僚一(愛工大名電高)
三木隼(野田学園高)1(3-11,11-9,8-11,7-11)3松島輝空(星槎中)

〇決勝
吉山僚一(愛工大名電高)3(11-6,11-8,11-4)0松島輝空(星槎中)

 

吉山僚一

ジュニア女子

全国中学校大会王者で世界ユースU15四冠の張本美和(木下アカデミー)は準決勝で由本楓羽(香ヶ丘リベルテ高)と対戦。左腕の由本を上手く攻略し、3-0で完勝。

世界ユースU19女子シングルス準優勝の木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)は中学2年生ながらベスト4まで勝ち上がってきた面手凛(山陽学園中)を圧倒。危なげなく勝利を収めた。

迎えた決勝戦。序盤から張本が攻めるも、ブロックとカウンター攻撃で木原が主導権を渡さず、第1ゲームを先取した。続く第2ゲームは終盤まで競り合うも、ラリー力で上回る木原が11-9で連取する。木原が2ゲームをリードして迎えた第3ゲーム。木原が終始優位に進め、最後は張本のレシーブがネットに掛かって試合終了。木原美悠は全日本ジュニア7度目の挑戦で悲願の初優勝。

結果は以下の通り。

〇準決勝
由本楓羽(香ヶ丘リベルテ高)0(6-11,6-11,7-11)3張本美和(木下アカデミー)
面手凛(山陽学園中)0(3-11,6-11,8-11)3木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)

〇決勝
張本美和(木下アカデミー)0(5-11,9-11,5-11)3木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)

 

木原美悠

 

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