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大会・試合 2022.01.29
【全日本卓球見どころ解説記事No.6】男女ダブルスはベスト4が決定、男子シングルスは吉村真晴が張本智和を破って8強入り

張本智和に勝利し倒れこむ吉村真晴


1月28日、2022年全日本卓球選手権大会4日目が行われた。
男女ダブルスはベスト4が決定。男子では張本・森薗組、宇田・戸上組らが、女子では伊藤・早田組、石川・平野組ら有力ペアが準決勝に進出した。
男女シングルスはベスト8が決定。男子では及川瑞基、張本智和、宇田幸矢ら、女子では石川佳純、平野美宇ら歴代チャンピオンが姿を消すなど波乱の展開。

関連記事:【全日本卓球2022会場速報】男女ダブルス:ベスト8が決定。ランク入りをかけた大一番を制したのは…?

女子ダブルス

5回戦で高橋・出雲組(エクセディ)を下した昨年度王者の伊藤・早田組(スターツ・日本生命)はノーシードから勝ち上がった2019年世界選手権銅メダリストのカットペア佐藤・橋本組(ミキハウス)と対戦。世界で活躍するペア同士の対決は、佐藤・橋本組(ミキハウス)のミドルを的確に攻めた伊藤・早田組(スターツ・日本生命)が3-0でストレート勝ちを収めた。

東京五輪代表同士のペアである石川・平野組(全農・日本生命)は鈴木・山本組(昭和電工マテリアルズ)を下した長﨑・木原組(日本生命・JOCエリートアカデミー/星槎)と準々決勝で対戦。フルゲームまでもつれるも、最後は序盤から攻め立てて11-3で勝利。準決勝進出を決めた。

永尾・南波組(サンリツ・日本ペイントマレッツ)は準々決勝で野村・森田組(デンソー)を3-0で圧倒。準決勝へと駒を進めた。

今大会で引退を表明している宋恵佳(中国電力)を擁する宋・成本組(中国電力)は、フルゲームの接戦を制してベスト4入り。芝田・大藤組(ミキハウス・四天王寺高)のパワフルなフォアハンドを凌ぎ切った。

準決勝の組み合わせは以下の通り。

伊藤・早田組(スターツ・日本生命)-永尾・南波組(サンリツ・日本ペイントマレッツ)
石川・平野組(全農・日本生命)-宋・成本組(中国電力)

伊藤・早田組
永尾・南波組
宋・成本組
石川・平野組

男子ダブルス

張本・森薗組(木下グループ・BOBSON)は濵田・吉山組(愛工大名電高)を下した後藤・渡辺組(協和キリン)と準々決勝で対戦。西・菅沼組(明治大)との5回戦に引き続きフルゲームまでもつれる接戦となる。最終ゲームも8-8まで点差が離れないシーソーゲームとなるも、最後はフォアハンドで攻め切った張本・森薗組が3連続得点で勝利した。

世界選手権銅メダルの宇田・戸上組(明治大)は中村・萩原組(愛工大名電高)と対戦。左利き同士の中村・萩原組のフォアハンドに押されてゲームカウント1-2とリードされるも、バック側を厳しく攻めて逆転。最後は11-2で勝利し、準決勝進出を決めた。

全日本社会人王者の平野・松山組(協和キリン)を5回戦で下した笠原・酒井組(シチズン時計)は藤村・松下組(日鉄物流ブレイザーズ)に1-3で敗戦。準決勝進出を果たせなかった。

上田・神組(T.T彩たま)は準々決勝で大島・田添組(木下グループ)とダイナミックなラリーを繰り広げるも、フルゲームの末敗戦。準決勝進出は果たせなかった。

準決勝の組み合わせは以下の通り。

張本・森薗組(木下グループ・BOBSON)-大島・田添組(木下グループ)
藤村・松下組(日鉄物流ブレイザーズ)-宇田・戸上組(明治大)

張本・森薗組
大島・田添組
藤村・松下組
宇田・戸上組

女子シングルス

5回戦から6回戦までが行われ、ベスト8が決定した。

第一シードの石川佳純(全農)は5回戦で徳永美子(十六銀行)を破り、世界選手権ベスト8の加藤美優(日本ペイントマレッツ)と対戦。ハイレベルな高速ラリーを繰り広げるも、加藤の両ハンドを打ち抜けずに、1-4で敗れた。

早田ひな(日本生命)はカット主戦型の山本真由(同志社大)を5回戦で破ると、世界で活躍する橋本帆乃香(ミキハウス)と6回戦で対戦。女子シングルス5回戦・女子ダブルス準々決勝に引き続きカット主戦型との3連戦となったが、全く疲れを見せないカット打ちを見せて試合を優位に進めた。橋本の反撃も冷静にブロックして、4-1で勝利。準々決勝進出を決めた。

木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)は鶴岡菜月(神戸松蔭女子学院大)を4-1で破り、6回戦で森さくら(日本生命)と対戦。森の気迫あふれるプレーに押され、各ゲーム競り合うも、しっかり取り切り4-1で勝利。準々決勝へと駒を進めた。

平野美宇(日本生命)は6回戦で佐藤瞳(ミキハウス)と対戦。リオ五輪金メダリストの丁寧(中国)を2度破ったことのある佐藤のカットを打ち抜けない。終始徹底してバック深くにカットを集められる展開に主導権を握れず、1-4で敗れた。

第二シードの伊藤美誠(スターツ)は松平志穂(サンリツ)との新旧日本代表対決をストレートで制すと、6回戦で芝田沙季(ミキハウス)と対戦。パワフルなフォアハンドを操る芝田を寄せ付けず、4-0で勝利。準々決勝進出を決めた。

長﨑美柚(日本生命)は2018年全日本学生選抜王者の笹尾明日香(早稲田大)と対戦。Tリーグでは同じ日本生命レッドエルフに所属する同門対決はフルゲームにもつれる大接戦を制すと、そのまま野村萌(デンソー)をストレートで破り、ベスト8入り。

準々決勝の組み合わせは以下の通り。

加藤美優(日本ペイントマレッツ)-大藤沙月(四天王寺高)
長﨑美柚(日本生命)-早田ひな(日本生命)
木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)-佐藤瞳(ミキハウス)
木村光歩(中国電力)-伊藤美誠(スターツ)

加藤美優
大藤沙月
長﨑美柚
早田ひな
木原美悠
佐藤瞳
木村光歩
伊藤美誠

男子シングルス

第一シードの及川瑞基(木下グループ)を5回戦で下した吉山僚一(愛工大名電高)は、宇田幸矢(明治大)を撃破して勝ち上がってきた吉田海斗(専修大)と対戦。威力ある両ハンド攻撃で吉田を全く寄せ付けずにストレート勝ち。準々決勝進出を決めた。

ベテランの高木和卓(東京アート)を接戦の末下した張本智和(木下グループ)は、5回戦でリオ五輪男子団体銀メダリストの吉村真晴(愛知ダイハツ)と対戦。吉村の威力ある両ハンド攻撃に苦しい展開が続く。ゲームカウント2-3で迎えた第6ゲーム、前陣での両ハンド攻撃で反撃を図るも、吉村の鮮やかなカウンター攻撃が決まり、試合終了。6回戦敗退となった。

全日本社会人王者の上田仁(T.T彩たま)は5回戦で今大会男子シングルス最年長出場のベテラン・小西海偉(東京アート)と対戦。直近の全日本社会人選手権準々決勝の再現となった対戦カードは小西のフォアハンドを凌ぎ切り、4-2で勝利。続く6回戦では同じT.T彩たまに所属する英田理志(愛媛県競対)のカットを打ち抜き、勝利。準々決勝進出を決めた。

笠原弘光(シチズン時計)を下した今大会ジュニア男子準優勝の松島輝空(星槎中)は6回戦で𠮷田雅己(木下グループ)と対戦。お互い一歩も引かないラリー戦を繰り広げるも、フォアストレートへの攻撃が冴え渡った𠮷田がゲームカウント3-2とリードする。最後は松島のフォアハンドがオーバーし試合終了。6回戦敗退となった。

丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)は青森山田高校の先輩である松平賢二(協和キリン)との対決を4-1で制すと、6回戦で大島祐哉(ファースト)と対戦。打点の早いバックハンドで大島の強烈なフォアハンド攻撃を封じて4-1で勝利した。

戸上隼輔(明治大)は酒井明日翔(シチズン時計)、第二シードの森薗政崇(BOBSON)を破った谷垣佑真(愛工大名電高)にそれぞれ完勝し、ベスト8入り。

準々決勝の組み合わせは以下の通り。

吉山僚一(愛工大名電高)-松平健太(ファースト)
吉村真晴(愛知ダイハツ)-松下大星(クローバー歯科カスピッズ)
𠮷田雅己(木下グループ)-丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)
上田仁(T.T彩たま)-戸上隼輔(明治大)

吉山僚一
松平健太
吉村真晴
松下大星
𠮷田雅己
丹羽孝希
上田仁
戸上隼輔

大会6日目見どころ

大会6日目。男女ダブルスでは準決勝から決勝まで、男女シングルスは準々決勝が予定されている。

男子ダブルス

準決勝から決勝までが予定され、優勝ペアが決定する。
世界選手権代表ペアの張本・森薗組(木下グループ・BOBSON)は大島・田添組(木下グループ)と対戦。上田・神組(T.T 彩たま)との打撃戦を制した大島・田添組の強打を止められるか。
世界選手権銅メダルの宇田・戸上組(明治大)は藤村・松下組(日鉄物流ブレイザーズ)と対戦。ダブルス巧者の藤村・松下組に対し、宇田・戸上組の超攻撃的なプレーがどこまで通じるか。

女子ダブルス

準決勝から決勝までが予定され、優勝ペアが決定する。
4連覇を狙う伊藤・早田組(スターツ・日本生命)は永尾・南波組(サンリツ・日本ペイントマレッツ)と対戦。ここまで盤石の強さを見せる伊藤・早田組がどのような戦いぶりを見せるのか、注目である。

東京五輪代表同士のペア・石川・平野組(全農・日本生命)は宋・成本組(中国電力)と対戦。両者とも女子シングルスでは既に敗退が決まっており、女子ダブルスに全てを懸ける。

男子シングルス

準々決勝が予定され、ベスト4が決定する。
今大会ジュニア優勝・高校2年生の吉山僚一(愛工大名電高)はノーシードから勝ち上がってきた元世界選手権代表の松平健太(ファースト)と対戦。ジュニア男子を制した勢いでそのまま勝ち上がるか。

リオ五輪男子団体銀メダリストの吉村真晴(愛知ダイハツ)は日本式ペンホルダーの松下大星(クローバー歯科カスピッズ)と対戦する。張本智和(木下グループ)を下した勢いでどこまで駆け上がるか。

2大会連続五輪メダリストの丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)と、松島輝空(星槎中)を下した𠮷田雅己(木下グループ)が対戦する組み合わせ。青森山田高校時代のチームメイト対決を制するのはどちらか。

全日本社会人王者の上田仁(T.T彩たま)は2021年アジア選手権男子シングルス3位の戸上隼輔(明治大)と対戦。戸上のフォアハンドを止められるか。

女子シングルス

準々決勝が予定され、ベスト4が決定する。
第1シードの石川佳純(全農)を破った2019年世界選手権ベスト8の加藤美優(日本ペイントマレッツ)は南波侑里香(日本ペイントマレッツ)を下した大藤沙月(四天王寺高)と対戦する。

2021年アジア選手権三冠の早田ひな(日本生命)は全日本社会人王者の長﨑美柚(日本生命)と対戦。同門対決を制することができるか。

平野美宇(日本生命)を破ったカット主戦型の佐藤瞳(ミキハウス)は今大会ジュニア王者の木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)と対戦。木原の攻撃を凌ぎ切れるか。

東京五輪混合ダブルス金メダルの伊藤美誠(スターツ)はアジア3位の安藤みなみ(TOP名古屋)を破った木村光歩(中国電力)と対戦する。最終日に駒を進めることができるか。

 

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