7月2日(土)、男子は第2ステージ2回戦~準々決勝まで、女子は第1ステージ~第2ステージ準々決勝まで行われ、男女共にベスト4が決定した。
男子
男子第2ステージ3回戦、互いに悲願の初優勝を目指すファースト(千葉)とクローバー歯科カスピッズ(大阪)が激突。マッチカウント2-1と、クローバー歯科カスピッズがリードして迎えた4番で宮本春樹(クローバー歯科カスピッズ)が町飛鳥(ファースト)と対決。中陣から威力ある両ハンド攻撃で攻める町に対して宮本がライジングのカウンターで攻める互いに一歩も引かないシーソーゲームを展開し、最後は果敢に攻め切った宮本がフルゲームデュースを制し、優勝候補の一角であったファーストを退けた。勢いに乗ったクローバー歯科カスピッズは、続く準々決勝で日製日立(茨城)を3-1で下し、見事チーム発足以来初となるベスト4入りを果たした。
開幕直前に開催された前期日本卓球リーグで優勝し、2大会ぶりの返り咲きを狙うシチズン時計(東京)は、前期日本卓球リーグでMVP(最高殊勲選手賞)を獲得した御内健太郎を主軸に安定したチーム力を発揮しJR北海道(北海道)、岡谷市役所(長野)に勝利し、ベスト4進出を決めた。準決勝では、クローバー歯科カスピッズとシチズン時計が決勝進出を争う。
同じく準決勝に駒を進めたのは、TOKYO GAS(東京)とNTT東日本 東京(東京)。TOKYO GAS(東京)は、第2ステージ3回戦で関西卓球アカデミー(大阪)と対戦し、マッチカウント1-2と苦しい展開を強いられたものの、4番と5番のシングルスで岩城友聖、石田健太郎がそれぞれ勝利し、マッチカウント3-2の見事な逆転勝利を飾った。続く準々決勝でも鹿児島相互信用金庫(鹿児島)を撃破し、見事チーム初となるベスト4進出を果たした。また、NTT東日本 東京は、第2ステージ3回戦で(株)三五(愛知)、準々決勝で栃木銀行(栃木)に3-0のストレート勝ちを収め、準決勝に駒を進めた。明日は、TOKYO GAS(東京)とNTT東日本 東京(東京)が準決勝でしのぎを削る。
【男子第2ステージ準々決勝の結果】
鹿児島相互信用金庫(鹿児島) 1-3 TOKYO GAS(東京)
長崎浩貴 1-3 青山昇太〇
〇德永大輝 3-1 石田健太郎
德永大輝/定松裕成 1-2 青山昇太/岩城友聖〇
鹿屋圭太 0-3 岩城友聖〇
NTT東日本 東京(東京) 3-0 栃木銀行(栃木)
〇佐藤陽大 3-0 小野澤卓也
〇英稔史 3-0 野澤拓也
〇佐藤陽大/大槻周瑛 2-1 廣澤雄輔/小野澤卓也
クローバー歯科カスピッズ(大阪) 3-1 日製日立(茨城)
〇松下大星 3-0 寶金侑作
江藤慧 1-3 高田直騎〇
〇松下大星/宮本春樹 2-0 高田直騎/高橋毅
〇宮本春樹 3-0高橋毅
岡谷市役所(長野) 1-3 シチズン時計(東京)
岡田崚 2-3 三部航平〇
滝澤拓真 1-3 上村慶哉〇
〇滝澤拓真/内村英司 2-1 上村慶哉/酒井明日翔
竹﨑千明 0-3 御内健太郎〇
【7月3日(日)男子準決勝の対戦カード】
TOKYO GAS(東京) – NTT東日本 東京(東京)
クローバー歯科カスピッズ(大阪) – シチズン時計(東京)
女子
女子は、第2ステージ準々決勝で、2022年全日本卓球選手権女子ダブルス準優勝の成本綾海と同大会シングルスベスト8の木村光歩を擁する中国電力(広島)が百十四銀行(香川)にマッチカウント3-0で勝利し、準決勝へ駒を進めた。準決勝では、ともに初優勝を目指す中国電力と鹿児島相互信用金庫(鹿児島)が対戦する。
第2シードで2大会ぶりの優勝を狙う昭和電工マテリアルズ(茨城)は、準々決勝で広島日野自動車(広島)に苦戦を強いられるもマッチカウント2-1で迎えた4番シングルスで2022年日本リーグビッグトーナメントシングルス4位の牛嶋星羅が促進ルールの試合を制し、チームに勝利をもたらした。準決勝では、男子に続いて嬉しいベスト4進出を果たしたNTT東日本 東京(東京)と対戦する。
【女子第2ステージ準々決勝の結果】
(株)百十四銀行(香川) 0-3 中国電力(広島)
松澤帆乃果 1-3 成本綾海〇
小脇瑞穂 0-3 木村光歩〇
横山有沙/松澤帆乃果 0-2 成本綾海/井絢乃〇
四国銀行(高知) 1-3 鹿児島相互信用金庫(鹿児島)
宮尾知里 0-3 中村真優美〇
〇明神佑実 3-1 柴田優依
村田あずみ/明神佑実 0-2 中村真優美/田中咲子〇
江口遥奈 1-3 中原亜弥〇
豊田自動織機(愛知) 2-3 NTT東日本 東京(東京)
田中千秋 2-3 小室聖〇
阿部里歩 0-3 鈴木理彩〇
〇田中千秋/上田真実 2-1 小室聖/柴田理彩
〇上田真実 3-1 柴田理彩
加藤結有子 1-3 宇田衣里那〇
広島日野自動車(広島) 1-3 昭和電工マテリアルズ(茨城)
三輪咲里南 1-3 平真由香〇
岩田明峰 0-3 田口瑛美子〇
〇高橋優花/松永美咲 2-0 奥下茜里/山本笙子
高橋優花 2-3 牛嶋星羅〇
【7月3日(日)女子準決勝の対戦カード】
中国電力(広島) – 鹿児島相互信用金庫(鹿児島)
NTT東日本 東京(東京) – 昭和電工マテリアルズ(茨城)
今後の予定
7月3日(日)
男女:準決勝〜決勝
大会最終日の3日(日)は、男女団体準決勝・決勝が行われ、2022年度実業団No.1が決定する。
大会情報
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(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)