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大会・試合 2022.10.30
男女シングルス社会人王者が決定!男子は大島祐哉、女子は井絢乃が初優勝【10月30日】

男子シングルス決勝 試合終了後、健闘を称え合う二人


10月30日(日)、全日本社会人卓球選手権大会は大会最終日を迎え、2022年度男女シングルス社会人王者が決定した。

 

男子シングルス

男子シングルス優勝は大島祐哉(木下グループ)。準々決勝では渡辺裕介(協和キリン)との壮絶な打撃戦を4-2で制して準決勝に進出。同士討ちとなった𠮷田雅己(木下グループ)との準決勝では、バック対バックのラリーからフォアハンド攻撃を叩き込み、4-1で勝利。決勝へと駒を進めた。決勝の相手は前回大会優勝で5回目の優勝を狙う上田仁(T.T彩たま)。奇しくも前回大会決勝と同じ対戦カードとなった。試合は序盤からフォア前に徹底してボールを集めて大島のパワフルなフォアハンド攻撃を封じる展開で上田が2ゲームを先行するも、フォア前のボールを両サイドにフリックで攻め込んで優位に立った大島がバック対バックのラリーを制し、2ゲームを取り返す。第5ゲームも大量リードに成功した大島が11-4で取り、ゲームカウント3-2とリードする。迎えた第6ゲーム、序盤上田がリードを奪うも、ミスのないバックハンド攻撃で追いついた大島が10-8とマッチポイントを握る。最後は威力あるフォアハンドドライブを打ち込み、ゲームカウント4-2で大島が逆転勝利を収めた。大島は前回大会の雪辱を果たす、嬉しい初優勝を飾った。

 

男子シングルス決勝の様子
大島祐哉(木下グループ)

準々決勝~決勝の結果は以下の通り。

【男子シングルス準々決勝】
〇上田仁(T.T彩たま) 4[11-8, 11-6, 9-11, 4-11, 13-11, 13-11]2 有延大夢(琉球アスティーダ)
〇村松雄斗(La. VIES) 4[11-2, 11-6, 11-6, 11-4]0 田添響(岡山リベッツ)
〇𠮷田雅己(木下グループ) 4[11-8, 11-7, 7-11, 11-6, 11-8]1 笠原弘光(ハンディ)
渡辺裕介(協和キリン) 2[8-11, 12-10, 11-5, 9-11, 2-11, 13-15]4 大島祐哉(木下グループ)〇

【男子シングルス準決勝】
〇上田仁(T.T彩たま) 4[11-7, 11-6, 11-3, 11-4]0 村松雄斗(La. VIES)
𠮷田雅己(木下グループ) 1[5-11, 7-11, 11-13, 11-8, 9-11]4 大島祐哉(木下グループ)〇

【男子シングルス決勝】
上田仁(T.T彩たま) 2[12-10, 11-9, 3-11, 9-11, 4-11, 8-11]4 大島祐哉(木下グループ)〇

 

男子シングルス優勝 大島祐哉(木下グループ)
男子シングルス準優勝 上田仁(T.T彩たま)
男子シングルス3位入賞 𠮷田雅己(木下グループ)
男子シングルス3位入賞 村松雄斗(La. VIES)

 

女子シングルス

女子シングルス優勝は井絢乃(中国電力)。準々決勝では森田彩音(デンソー)をストレートで下すと、準決勝では今大会女子ダブルス準優勝の野村萌(デンソー)と対戦。野村の粘りにフルゲームまで持ち込まれるも、最終ゲームは序盤からスケールの大きな両ハンド攻撃で攻め込み、大量リードに成功。11-3で勝利した。迎えた決勝の相手はダブルスパートナーの成本綾海(中国電力)。試合は序盤から互角の展開。前陣で成本が早い打点で攻め込めば、成本が中陣から威力ある両ハンド攻撃で打ち返していく。シーソーゲームを繰り返し、ゲームカウント2-2で迎えた第5ゲーム。ギアを上げて攻め込んだ井が序盤から大量リードを奪い、ゲームカウント3-2と優勝に王手を掛ける。第6ゲームは点差の離れない互角の展開が続く。デュースまでもつれこむも、最後は井のフォアハンド攻撃が成本のフォアサイドを駆け抜け、ゲームカウント4-2で井が勝利した。井は成本とのペアでの女子ダブルスに続き、今大会二冠を達成した。

 

女子シングルス決勝の様子
井絢乃(中国電力)

準々決勝~決勝の結果は以下の通り。

【女子シングルス準々決勝】
田口瑛美子(昭和電工マテリアルズ) 0[8-11, 5-11, 10-12, 6-11]4 玉石幸穂(エクセディ)〇
出雲美空(サンリツ) 2[13-15, 14-12, 11-9, 6-11, 3-11, 9-11]4 成本綾海(中国電力)〇
森田彩音(デンソー) 0[8-11, 6-11, 6-11, 7-11]4 井絢乃(中国電力)〇
三村優果(サンリツ) 2[11-7, 11-9, 4-11, 6-11, 10-12, 4-11]4 野村萌(デンソー)〇

【女子シングルス準決勝】
玉石幸穂(エクセディ) 0[4-11, 2-11, 5-11, 8-11]4 成本綾海(中国電力)〇
〇井絢乃(中国電力) 4[11-4, 6-11, 11-6, 5-11, 11-9, 9-11, 11-3]3 野村萌(デンソー)

【女子シングルス決勝】
成本綾海(中国電力) 2[11-7, 3-11, 13-15, 11-5, 2-11, 10-12]4 井絢乃(中国電力)〇

 

女子シングルス優勝 井絢乃(中国電力)
女子シングルス準優勝 成本綾海(中国電力)
女子シングルス3位入賞 野村萌(デンソー)
女子シングルス3位入賞 玉石幸穂(エクセディ)

無観客開催ではあったものの、多くの熱戦が繰り広げられた3日間となった。なお、本大会で男女シングルス8位、ダブルス4位までに入賞した選手は来年1月23日(月)から東京体育館で開催される天皇杯・皇后杯全日本卓球選手権大会の出場権を獲得している。

最終順位は以下の通り。

男子ダブルス
優勝:渡辺裕介・松山祐季組(協和キリン)
準優勝: 髙見真己・定松祐輔組(日鉄物流ブレイザーズ)
第3位: 松下大星・宮本春樹組(クローバー歯科カスピッズ)、大島祐哉・田添健汰組(木下グループ)

女子ダブルス
優勝:成本綾海・井絢乃組 (中国電力)
準優勝: 野村萌・森田彩音組 (デンソー)
第3位: 小畑美月・菅澤柚花里組 (デンソー)、中畑夏海・阿部愛莉(デンソー)

男子シングルス
優勝:大島祐哉(木下グループ)
準優勝:上田仁(T.T彩たま)
第3位:𠮷田雅己(木下グループ)、村松雄斗(La. VIES)

女子シングルス
優勝:井絢乃(中国電力)
準優勝:成本綾海(中国電力)
第3位:野村萌(デンソー)、玉石幸穂(エクセディ)

 

試合結果

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