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大会・試合 2022.10.30
全日本選手権(カデットの部)最終日:男女シングルスのチャンピオンが決定【10月30日】

14歳以下シングルス優勝の持田陽向、張本美和


10月30日(日)、JOCジュニアオリンピックカップ 2022年全日本卓球選手権大会(カデットの部)は大会最終日が行われ、男女シングルスのチャンピオンが決定した。

13歳以下男子シングルスは、岡本翼(木下アカデミー)が優勝。決勝で敗れた去年の雪辱を果たした。決勝は小柄ながらパワフルな両ハンドドライブが持ち味の郡司景斗(愛工大名電中)を相手に序盤から打撃戦を展開する。丁寧にコースを突いた攻撃で郡司を攻略した岡本が今大会ダブルスとの2冠を達成した。

13歳以下男子シングルス決勝の様子
岡本翼

14歳以下男子シングルスは、持田陽向(愛工大名電中)が優勝。
決勝は、回転量のあるドライブと緩急をつけたプレーで渡部民人(星槎中)を下して勝ち上がってきた中城瑛貴(松山卓球教室)との対決。試合巧者の中城に対して持田が威力のあるドライブを武器に2ゲームを連取し、優勝に王手をかける。後がなくなりギアを1段階上げた中城に1ゲームを奪われるも、最後は力でねじ伏せた持田が初の栄冠に輝いた。

持田陽向

13歳以下女子シングルスは、佐藤希未(貝塚第二中)がミキハウスJSCの新谷莉央、井上真夕を連続撃破して初優勝。決勝は序盤から壮絶なラリー戦となり、両者譲らず勝負の行方は最終ゲームに委ねられた。最終ゲーム序盤で5-1と先行した佐藤が、粘る井上の猛追を振り切り、2019年カブ以来の全国制覇を成し遂げた。

佐藤希未

14歳以下女子シングルスは、張本美和が昨年の13歳以下シングルスに続き2連覇達成。
決勝は、ダブルスの優勝パートナーである小塩悠菜(星槎中)との対戦。卓越した技術でラリーの主導権を握り、堅実にポイントを積み重ねた張本が3-0で小塩を下して優勝を決めた。優勝した張本は他を全く寄せ付けず、オールストレート勝ちの完全優勝を達成。

張本美和

若いエネルギーのぶつかり合いによって熱く盛り上がった3日間の大会となった。

ランキング

13歳以下男子シングルス
1位 岡本翼(木下アカデミー)
2位 郡司景斗(愛工大名電中)
3位 中野琥珀(野田学園中)
4位 畠山陽(新発田ジュニア)
5位 大野颯真(木下グループ)
6位 浅里巧真(Crossover)
7位 柴田洸(STライトニング)
8位 小林右京(ピンテック)

左から順に郡司景斗、岡本翼、中野琥珀、畠山陽

14歳以下男子シングルス
1位 持田陽向(愛工大名電中)
2位 中城瑛貴(松山卓球教室)
3位 岩井田駿斗(野田学園中)
4位 渡部民人(星槎中)
5位 大西瑛心(T.C マルカワ)
6位 太田理貴(遊学館ジュニア)
7位 横田卓磨(明豊中)
8位 下村悠祐(野田学園中)

左から順に中城瑛貴、持田陽向、岩井田駿斗、渡部民人

13歳以下女子シングルス
1位 佐藤希未(貝塚第二中)
2位 井上真夕(ミキハウスJSC)
3位 新谷莉央(ミキハウスJSC)
4位 渡邉ひかり(La. VIES)
5位 岩見百恵(徳増卓球クラブ)
6位 高橋青葉(TIT)
7位 伊藤友杏(羽佳卓球倶楽部)
8位 伊藤心咲(卓桜会)

左から順に井上真夕、佐藤希未、新谷莉央、渡邉ひかり

14歳以下女子シングルス
1位 張本美和(木下アカデミー)
2位 小塩悠菜(星槎中)
3位 立川釉菜(明徳義塾中)
4位 大野紗蘭(石田卓球N+)
5位 牧野美玲(木下アカデミー)
6位 日下部詩季(遊学館ジュニア)
7位 櫻井花(木下アカデミー)
8位 竹谷美涼(貝塚第二中)

左から順に小塩悠菜、張本美和、立川釉菜、大野紗蘭

男女シングルス最終結果

  • 男子13歳以下シングルス:PDF
  • 女子13歳以下シングルス:PDF
  • 男子14歳以下シングルス:PDF
  • 女子14歳以下シングルス:PDF