26日（木）、大会4日目は男女ダブルス4回戦からスタート。スーパーシードが登場した。
【男子ダブルス】
連覇を狙う2021年世界選手権銅メダリストの宇田幸矢・戸上隼輔組（明治大）は田中佑汰・篠塚大登組（愛知工業大）と対戦。愛知工業大ペアの待ちを外すようなプレーに対して、しっかり動いて対応。怒涛の攻めを見せ、ストレート勝ち。昨年5月開催のWTTフィーダー・ウェストチェスター大会決勝と同じ顔合わせとなった対決は、再び宇田・戸上組の勝利となった。続く5回戦では、松平賢二・硴塚将人組（協和キリン）をストレートで下した及川瑞基・松島輝空組（木下グループ・木下アカデミー）と激突する。
前回大会のリベンジを狙う張本智和・森薗政崇組（IMG・BOBSON）は、手塚崚馬・松田歩真組（明治大）をフルゲームで下して勝ち上がってきた梅村友樹・藤元駿組（明徳義塾中・高）を3-0で圧倒。5回戦へと駒を進めた。5回戦では実業団で活躍する上村慶哉・酒井明日翔組（シチズン時計）と対戦予定。
前回3位で全日本社会人ベスト8の松下海輝・藤村友也組（日鉄物流ブレイザーズ）と三部航平・龍崎東寅組（シチズン時計・三井住友海上）の対戦はフルゲームまでもつれ込む大熱戦。迎えた最終ゲーム。中・後陣でのラリーを制した三部・龍崎組が大量リードを奪うも、日鉄物流ブレイザーズペアが粘りを見せ10-9まで追い上げる。最後は打ち合いを制した三部・龍崎組が11-9で勝利し、ベスト16入りを決めた。5回戦では皆川朝・平野晃生組（日野キングフィッシャーズ）をストレートで下した德永大輝・定松裕成組（鹿児島相互信用金庫）と対戦する。
前回準決勝で無念の不戦敗に終わった全日本社会人3位の大島祐哉・田添健汰組（木下グループ）や全日本社会人2022王者の渡辺裕介・松山祐季組（協和キリン）らもそれぞれ勝利し、5回戦進出を決めた。
【女子ダブルス】
大会史上初の5連覇に挑む伊藤美誠・早田ひな組（スターツ・日本生命）は、全日学2連覇のカット主戦型・黒野葵衣とアンチラバーを操る中島彩希の黒野葵衣・中島彩希組（早稲田大）と対戦。早稲田大ペアのカットを広角に攻めて崩し、3-0で勝利。5連覇に向けて好スタートを切った。5回戦では梅村優香・塩見真希組（サンリツ）と対戦予定。
全日本社会人2022王者の成本綾海・井絢乃組 （中国電力）は同じく実業団で活躍する三村優果・出雲美空組（サンリツ）と対戦。フルゲームまでもつれ込む。最終ゲームも一進一退の攻防が続くも、成本・井組が思い切って攻め込み、11-6で勝利。ベスト16入りを決めた。5回戦では清家綾乃・三島日菜之組（オークワ）を同じくフルゲームで振り切った中畑夏海・阿部愛莉組（デンソー）と対戦する。
2019年世界選手権銅メダリストのカット主戦型ダブルス佐藤瞳・橋本帆乃香組（ミキハウス）や2019年ワールドツアーグランドファイナル優勝、3月開催のWTTコンテンダー・ドーハ大会、WTTスターコンテンダー・ドーハ大会を制するなどペアに磨きをかけている長﨑美柚・木原美悠組（木下グループ・JOCエリートアカデミー/星槎）らは危なげなく勝利し、5回戦へと進出した。
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（公益財団法人日本卓球協会 広報委員会）
