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大会・試合 2024.01.24
全日本卓球2024 見どころ解説記事 No.3

張本美和(木下アカデミー)


大会3日目の24日(水)は、男女シングルス2回戦~3回戦まで、男女ダブルス1回戦、混合ダブルス1回戦が行われる。またジュニア男女シングルスは準々決勝~決勝までが行われ、ジュニア日本一が決まる。

【男子シングルス】

男子シングルスは2回戦~3回戦までが行われる。
1回戦で、2014年高校総体3冠で2017年全日本学生選抜優勝の坪井勇磨(FPC)とフルゲームジュースの大接戦を制した、2017年高校総体3冠で2019年大会ベスト4の木造勇人(関西卓球アカデミー)は、上江洲光志(琉球アスティーダ)と2回戦で激突する。打撃戦を制し、2018年大会男子ダブルス優勝時のパートナーである張本智和(智和企画)の待つ4回戦まで勝ち上がることができるか。

竹﨑千明(岡谷市役所)を巧みなカット打ちと冷静なブロックで完封した、2022年大会準優勝の松平健太(ファースト)は西村歩(四学香川西高)と2回戦で対戦する。初戦の勢いそのままに2・3回戦を勝利し、全日本社会人王者で実の兄である松平賢二(協和キリン)の待つ4回戦に駒を進めることができるか。

松平健太(ファースト)

インターハイ3位の芝拓人(野田学園高)をフルゲームの末下した、全日本選手権で5年連続ランク入りの実績を持つ龍崎東寅(三井住友海上)は2回戦で尾﨑習汰朗(琉球レオフォルテ)と対戦予定。2020年大会以来のランク入りなるか、勝ち上がりに注目が集まる。

東京パラリンピック代表の岩渕幸洋(協和キリン)、竹守彪(TOMAX)も2回戦に登場する。国際大会でも経験豊富な岩渕は2022年全国中学校ベスト8の山岸駿(新潟産大附高)とどのようなラリー戦を繰り広げるか。

【女子シングルス】

女子シングルスは2回戦~3回戦までが行われる。
2023全農CUP東京大会7位の芝田沙季(ミキハウス)は2回戦から登場。中村真優美(鹿児島相互信用金庫)との競り合いを制して勝ち上がってきた中山恭花(専修大)と対戦する。2022年大会以来のランク入りに向けて好スタートを切ることができるか。

大城晏菜(心成卓球クラブ)をストレートで下した、全日本バンビ・カブ3連覇中の松島美空(京都カグヤライズ)は2022日本リーグビッグトーナメントダブルス優勝の中森帆南(中国電力ライシス)と対戦する。社会人の実力者相手にどのような戦いぶりを見せるのか注目したい。

山岸唯菜(新潟産大附高)に3-0で勝利した、世界ユース選手権U15種目・4冠の小塩悠菜(星槎中)は岩田明峰(広島日野自動車㈱)と対戦予定。今大会ジュニア女子ではベスト16に終わったものの、過去3度の優勝記録をもつ伊藤美誠(スターツ)との4回戦まで勝ち上がることができるか。

小塩悠菜(星槎中)

【男子ダブルス】

男子ダブルスは1回戦が行われる。
全日本選手権で5年連続ランク入りの実績を持つ龍崎東寅と、明治大時代のダブルスパートナーである沼村斉弥が2020年大会以来のペア結成。沼村斉弥・龍崎東寅組(ケアリッツアンドパートナーズ・三井住友海上)は、同じく明治大出身の岡田崚・竹﨑千明組(岡谷市役所)と対戦する。

全日本カデット3位の岡本翼・伊藤佑太組(木下アカデミー)は、社会人・大学生ペアの亀田智士・齋木侑京組(ETTC・同志社大)と対戦予定。初戦突破なるか。

2023全農CUP大阪大会4位の有延大夢とアジア選手権ベスト8の田中佑汰の実力者同士のペアは、玉置怜央・盛武大悟組(ケアリッツ埼玉)と対戦する。

全日本社会人ベスト8で2023年大会ベスト16の弓取眞貴・遠藤竜馬組(日野キングフィッシャーズ)は石井佑季・久保賢輔組(希望が丘高)と対戦予定。初優勝に向けて好スタートを切ることができるか。

【女子ダブルス】

女子ダブルスは1回戦が行われる。
2023年大会ベスト16の三輪咲里南・前田早貴組(広島日野自動車㈱)は大学生同士のペアである佐藤帆華・新井和夏葉組(日本大・東洋大)と対戦する。

全日本社会人ベスト8でTリーグでも活躍する笹尾を擁する、2023年大会ベスト16の麻生麗名・笹尾明日香組(日本生命)は、全日本学生王者の出澤を擁する出澤杏佳・甲斐萌夏組(専修大)と初戦から激突。実力者同士の対決は激戦が予想される。

2023年前期日本リーグで7戦全勝しチーム優勝に大きく貢献した菅澤柚花里・赤江夏星組(デンソー)は牧野里菜・竹内伶組(遊学館高)と対戦予定。好スタートを切ることができるか。

【混合ダブルス】

混合ダブルスは1回戦が行われる。
2017年高校総体3冠で2019年大会ベスト4の木造勇人とWTTフィーダーアンタルヤ2位の安藤みなみのペアである、木造勇人・安藤みなみ組(関西卓球アカデミー・トップおとめピンポンズ名古屋)は後藤永次・多武玲帆組(日南学園高)と対戦する。初優勝に向けて弾みをつけることができるか。

全日本社会人王者の松平賢二を擁する松平賢二・永尾尭子組(協和キリン・サンリツ)は濱田佳基・吉松寿莉組(福岡大・中央大)と対戦予定。社会人実力者同士のペアの活躍に注目が集まる。

【ジュニア男子シングルス】

ジュニア男子は準々決勝~決勝までが行われる。
WTTコンテンダーリオ準優勝で、村田翔(浜松修学舎高)、面田知己(愛工大名電高)、全中ベスト8の持田陽向(愛工大名電中)らをオールストレートで下した第1シードの松島輝空(木下アカデミー)は準々決勝で、同じくオールストレートで勝ち上がってきた高校総体ベスト32の菅沼翔太(愛工大名電高)と対戦する。初優勝に向けて勝ち星を挙げることができるか。

松島輝空(木下アカデミー)

大谷惟乃介(実践学園高)、福島太生(関西高)、黒田昌秀(出雲北陵中・高)を撃破して勝ち上がってきた、前回大会3位で高校総体3位の坂井雄飛(愛工大名電高)は、世界ユース選手権U15団体3位の岡本翼(木下アカデミー)と対戦する。強敵を倒し、悲願の初優勝を飾ることができるか。

坂井雄飛(愛工大名電高)

準々決勝の組み合わせは以下の通り。

松島輝空(木下アカデミー) – 菅沼翔太(愛工大名電高)
小野泰和(出雲北陵中・高) – 渡部民人(星槎中)
吉山和希(岡山リベッツ) – 岩井田駿斗(野田学園中)
岡本翼(木下アカデミー) – 坂井雄飛(愛工大名電高)

【ジュニア女子シングルス】

ジュニア女子は準々決勝~決勝までが行われる。
松島美空(京都カグヤライズ)、樋口美空(山陽学園中)、新谷莉央(ミキハウスJSC)を寄せ付けない圧巻の戦いぶりで準々決勝進出を果たした、前回大会優勝で第1シードの張本美和(木下アカデミー)は遊佐美月(愛み大瑞穂高)と激突する。5回戦で高校総体優勝の青木咲智(四天王寺高)を破った遊佐を攻略し、連覇に向けて勝利を重ねられるか。

張本美和(木下アカデミー)

第2シードの小塩悠菜(星槎中)をフルゲームにもつれる大接戦の末破って勝ち上がってきた世界ユース選手権U15団体優勝の竹谷美涼(貝塚第二中)は、同じく大阪から出場で、スーパーシードの栗山優菜(桜丘高)に勝利してノーシードから勝ち上がってきた兼吉優花(四天王寺高)と準決勝進出を争う。小塩を破った勢いそのままに兼吉の変化の激しいカットを攻略できるのか、注目が集まる。

竹谷美涼(貝塚第二中)

準々決勝の組み合わせは以下の通り。

張本美和(木下アカデミー) – 遊佐美月(愛み大瑞穂高)
上澤杏音(香ヶ丘リベルテ高) – 高森愛央(ミキハウスJSC)
萩原怜奈(四天王寺高) – 面手凛(山陽学園高)
兼吉優花(四天王寺高) – 竹谷美涼(貝塚第二中)

大会情報

チケット情報

チケット購入は、大会特設ページをご確認ください。また、タイムテーブルでは、コートレイアウトもご確認いただけます。
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テレビ放送

1月27日(土)NHK BS 9:00 – 9:25
1月27日(土)NHKBS102ch 9:25 – (11:00) ※延長の場合あり
1月27日(土)Eテレ 14:30 – (17:00) ※延長の場合あり
1月28日(日)NHKBS 10:30 – (12:30) ※延長の場合あり
1月28日(日)NHK総合 13:50 – (16:00) ※延長の場合あり
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インターネット配信

1月22日(月)〜28日(日):卓球TV
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試合速報

試合の結果速報は、大会特設ページより検索できます。
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(文章中の青字で表記された選手は、クリックすると試合結果を確認できます。)

(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)