東京体育館で1月21日(火)に開幕した『天皇杯・皇后杯2025年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)』が大会2日目を迎えた22日(水)、男子シングルスのスーパーシードで、大会3日目となる23日(木)に4回戦から登場する張本智和(智和企画・宮城)が記者会見に臨んだ。
昨年は決勝で戸上隼輔(井村屋グループ・東京)とフルゲームの死闘を演じ、実に8度のマッチポイントを凌いで大逆転優勝を果たした。その張本が大会2連覇に懸ける意気込みを次のように語っている。
「全日本選手権の結果が、その後にどう影響するかは今の時点では考えていない。去年の全日本、あれだけの試合をしても(パリ)オリンピックでメダルを取れなくて、オリンピックでメダルを取れなくてもアジア選手権で(金メダルを)取って。何が起きるか分からないので僕にできることは一大会一大会、頑張ること」
さらには「もちろん連続で優勝したいとか、途切れず優勝したいっていう気持ちはありますけど、去年優勝したから今年プレッシャーを感じるとかは全くない」と精神面での充実もうかがえる。
「全体的に攻撃力が上がっていると思うので、今までの全日本では受けて立ってギリギリ勝つとか、ブロック力でギリギリ勝つ試合が何度もありましたけど、今年は納得のいく形で圧倒的な優勝をしたい。決勝や準決勝でフルゲームにならないように初戦から完璧な入りをして圧倒できるように頑張りたいです」
自身初戦となる男子シングルス4回戦は坪井勇磨(FPC・埼玉)と対戦。すでに1回戦から3回戦まで3試合を戦い会場の雰囲気を掴んでいる坪井に対し、初戦の張本は油断できない一戦だ。スーパーシードならではの緊張感ある試合になりそうだ。
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