10月28日(金)、JOCジュニアオリンピックカップ 2022年全日本卓球選手権大会(カデットの部)がロートアリーナ奈良(奈良市中央体育館)で開幕した。
開会式では馬場美香 日本卓球協会常務理事の開会宣言、星野一朗 日本卓球協会副会長によるあいさつに続き、尼﨑勝己奈良県卓球協会会長代行による歓迎のことばが行われた。開会式の最後には山下央将選手と上坂佳恋選手による力強い選手宣誓が行われ、3日間にわたる熱い闘いがスタートした。
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大会初日の28日は男女シングルスの1回戦とダブルスが行われ、ダブルスは王者が決定した。
男子ダブルスは第1シードの持田陽向・佐々木雄大組(愛工大名電中)が棄権。第1シード不在の中、嬉しい初優勝を掴んだのは岡本翼・伊藤佑太組(木下アカデミー)。初戦の勢いそのままにトーナメントを駆け上がった。
決勝のカードは岡本・伊藤組と郡司景斗・月原弘暉組(愛工大名電中)の対戦。一進一退の攻防が続き、勝負の行方は最終ゲームまでもつれるも、最終ゲーム5-0で突き放した岡本・伊藤組が序盤のリードを守り切り、ゲームカウント3-2で優勝を決めた。
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女子ダブルスは張本美和・小塩悠菜組(木下アカデミー・星槎中)が他を寄せ付けない圧倒的な試合運びで初優勝。決勝で涙をのんだ昨年の雪辱を果たした。
女子ダブルス決勝は張本美和・小塩悠菜組と、ノーシードながら2回戦で第3シードの高森愛央・井上真夕組(ミキハウスJSC)を破って勝ち上がってきた高橋美羽・藤本和花組(木下アカデミー)の対戦となった。試合は張本の強打が次々と決まり、序盤から張本・小塩組のペースで進む。第1ゲームを11-1で制した張本・小塩組はその後も攻撃の手を緩めず、高橋・藤本組をゲームカウント3-0で圧倒した。
張本・小塩組は決勝までに失ったゲームはわずかに1ゲームであり、まさに規格外の強さを見せつける優勝となった。
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10月28日の主な試合結果
男子
優勝 岡本翼・伊藤佑太組(木下アカデミー)
2位 郡司景斗・月原弘暉組(愛工大名電中)
3位 中城瑛貴・灘野圭一郎組(松山卓球教室・港南中)
4位 日野湊介・下村悠祐組(野田学園中)
女子
優勝 張本美和・小塩悠菜組(木下アカデミー・星槎中)
2位 高橋美羽・藤本和花組(木下アカデミー)
3位 植田杏・新谷莉央組(ミキハウスJSC)
4位 大野紗蘭・石田心美組(石田卓球N+)
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今後の予定
10月29日(土):シングルス 2回戦~4回戦
10月30日(日):シングルス 5回戦~決勝
大会情報
大会情報ページ:こちら
(公益財団法人日本卓球協会 広報委員会)